劇場に最適化された音響
なによりも堪能してほしいのが、劇場での鑑賞に最適化された音。特にそれは、すでに多くの人が観たことのある「刀鍛冶の里編」の第十一話で発揮されている。
突如として、無惨(関俊彦)の命により上弦の肆・半天狗(古川登志夫)が刀鍛冶の里を襲撃。
炭治郎は柱の時透無一郎(河西健吾)や甘露寺蜜璃(花澤香菜)、そして同期の不死川玄弥(岡本信彦)らと協力し、分裂体を生み出して、自らを守る半天狗をあと一歩のところまで追い詰める。
逃げる半天狗に驚異的なスピードで追いつき、里で手に入れた新たな日輪刀で首を斬りかかる炭治郎。その動きの速さを感じる風の音や刀を振った時の風切り音、草を踏みしめる音など、一つひとつの音がリアリティを持って耳に届き、まるでその場に居合わせているかのような臨場感を味わえた。