意味深なラストが意味するものとは
さらにユートピアの中を突き進むと、大和は、ゴーレムウイルスに感染し変わり果てた姿となった兄(菅田将暉)と再会する。しかし、兄はすでに生きる気力を失っており、自分を殺すよう懇願。響と大和は逡巡しながらも、彼の望みを聞き入れ、手を下す。
ついにワクチン研究所の中枢に辿り着く響。しかし、その場で首藤から驚愕の真実を聞かされる。その事実は西条をも激怒させ、首藤は西条を射殺。返す刀で響も撃つ。
しかし同時にユートピアは崩落の危機にあった。裏切り者の加地が爆弾を仕掛けていたのだ。
複数の時限爆弾が同時に爆発し、崩れ落ちるユートピアのタワービル。西条は直前にヘリコプターで脱出に成功したかに見えたが、そのヘリにも爆弾が仕掛けられており、西条も墜落する。
地獄絵図の中、響はミライに、どんな未来が待っていようと、希望を持って生きるよう告げるのだった。
さらに場面が転換し、その後日譚的に、仮面の女性と謎の老人が登場。その正体を明かし、物語は終わるが、エンドロールの最後には、言葉の主が分からない形で「もう1つのビルで待っている」と、意味ありげなメッセージが残される。