惹かれ合う2人…男の魂胆とは?
惑星難民の受け入れをいち早く表明した米国に追従する形で、日本にも「X」が暮らすようになる。
週刊誌の契約記者である笹憲太郎(林遣都)は、スクープを出せずに契約切れの瀬戸際に追い込まれていた。そんな彼に、この上ないチャンスが訪れる。「X」の正体を暴き出すことだ。
「週刊東都」の編集局には、調査会社による“X疑惑リスト”が持ち込まれる。笹が手にしたリストには2人の女性のプロフィールが記されていた。
その2人は、36歳のフリーター・柏木良子(上野樹里)と、台湾人留学生のリン・イレン(ファン・ペイチャ)だ。
良子は、宝くじ売り場の窓口、コンビニの店員を掛け持ちしながら、読書をこよなく愛する、至ってマイペースの女性だ。笹は、あの手この手で良子に近付き、食事に誘く事に成功。親交を深め、交際するまでになる。
全てはスクープを取るための行動だったのだが、笹はいつしか良子を愛するようになってしまう。そこはかとない罪悪感を感じながらも、良子との仲を深め、遂に良子の実家を訪れることになる。
その目的とは、良子の父・紀彦(酒向芳)の毛髪を入手し、DNA鑑定にかけた上で、「X」であることを証明するためだった…。