カモ役・窪塚洋介が魅せるキャラクターの本質
ーーー俳優さんのお芝居についても感想をお聞きしたいです。まずは、カモ(鴨ノ目武)役の窪塚洋介さん。
「首の動かし方など、そういうちょっとした仕草とか、所作がもうイメージにぴったりでしたね。セリフが少なくて常にサングラスをかけていて、そこまで表情を表に出さないキャラクターなんですけど、 立ち振る舞いや声のイメージもそのものだなと思いました」
ーーー窪塚さんの聞いたことのないドスの利いた低音ボイスには、びっくりしました。
「そうですね。カモが普段の日常で喋っている時と、拷問する際などに、加害者の キャラクターと喋るのに対してでは、 声のトーンが違うんですよね。そこがすごく本当、絶妙なバランスで使い分けられていまして」
ーーーYouTube上の動画(『外道の歌』スペシャルトーク 前編 窪塚洋介×亀梨和也 -DMM TV-)で、サングラスの奥でも目線の動きを意識していると言っておりましたね。
「はい。俳優さんたちの衣装合わせの際に、呼ばれて行ったんですけど、カモのサングラスは引きの絵とアップの絵と3パターン作ると言っていました。アップの時は多分1番薄い物を着けていると思うんですけど、それでも目が、かろうじて映るくらいなんですね。窪塚さん、一生懸命やってくれてたと思うんですけど、難しいですよね。目が映りすぎてもいけないですし」