「女性にこそ見てほしい」
原作者・渡邊ダイスケが込めた想い
ーーー尾崎さんとは面白い出会いがあったんですね。
「尾崎さんは、僕が主題歌を気に入らなかったんだろうと思っていたらしくて。後半でインタビュアーの人がシビレを切らして、今回の主題歌の件に関してという質問をされてきたんです。で、『なんの曲でしょう?』と言ったら、『え!? い、いや、ドラマの主題歌のことです』と。いや、びっくりしましたね。僕の担当編集者も知りませんでしたから(笑)」
ーーー誤解が溶けてよかったですね~。
「気に入る気に入らないも、まだ聞いてなかったですわけですから(笑)こちらも、失礼しましたと。で、そこからは明るい感じで話せました。その後、LINEのやり取りをして、楽曲を送ってくれたんですよ。先日、ライブにも招待していただいて、その感想をお伝えしました」
ーーー緊張と緩和が目まぐるしいですね。
「対談中はギャップじゃないですけど、反動ですごく楽しい空間になったと思いますね。他の仕事でも大概は自分の思っていた計画通りにいかないし、思い通りにもいかないじゃないですか。だから、そういう不測の事態の時、どうやって周りの人を楽しませたり、傷つけないようにしたり、そのような状況に対応する力は、やはり人と会わないと身に付かないということを考えさせられましたね」
ーーー最後に、実写版から入るファンもどんどん増えてくると思うのですが、全ての視聴者たちへメッセージを!
「こんなひどい話作ってしまって、ごめんなさいですね(笑)俳優さんのファンで、その方々を見たいから観てくれる…特に女性の方になんですけど、びっくりさせてショックを受けてしまってたのではないかと。そういう人もいるかと思うので、申し訳なかったです!」
ーーーいや、謝罪会見じゃないんですから、そこまで、謝らなくても(笑)。原作には女性ファンも多いですよね。
「ありがとうございます。女性が被害に遭うという事件を扱う話が多かったので、その仕返しを主人公たちがしてくれることに、『すごく心に刺さった』、『揺さぶられた』という女性からの意見を聞いた時から、すごく意識するようになりましたね。あと、不必要に残酷な絵は直接描写として見せないように気を付けるようにもなりました。『女性にこそ見てほしいな』と、描いていて思いましたね」
ーーー実写版でも、その辺は反映されていると思います。
「警戒を促すとか、そんな大それた意味ではないんですけど、女性は、すぐ隣りに常にリスクを感じながら生活してると思うんです。この作品で、少しでもその気持ちが楽になってくれたら嬉しいです」
(取材・文:ZAKKY)
【作品情報】
出演:窪塚洋介 亀梨和也 南沙良
監督:白石晃士
DMM TVにて2024年12月6日(金)より配信中
©DMM TV
©渡邊ダイスケ/少年画報社
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【了】