警察と後藤家による全面戦争に――。
後藤家の主力隊を引き付けるため、金丸豪(赤堀雅秋)率いる武装した警察が供花村を訪れる。導火線に火が灯るように、両者の間にあった火種はついに爆発を生む。
“あの人”が警官に襲いかかったことで警察と後藤家による全面戦争に。後藤岩男(吉原光夫)を筆頭に後藤家は破壊的な強さを見せ、警察は文字通り皆殺しとされてしまう。
戦争が始まった瞬間の恵介は呆然とし、目から生気を失ったように見える。村の子供を救いたいという思いが奇しくも戦争を生み、多くの血を流れさせることとなってしまったのだから。
後藤家の当主としてどのような振る舞いをし、村の中で生きていくのか。すみれと彼女が身ごもる子がともに村の外の人間であることを考えても、恵介に待っているのは想像以上に苦しい道だ。
シーズン2は彼の葛藤が中心に描かれていきそうな予感だが、主人公を演じる柳楽優弥もやはり最後に強烈な光を放った。
子供を保護したものの、後藤家の襲撃に遭った大悟ら警官たち。残りの銃弾は1つ、決死の思いで外へと飛び出していく彼の顔からはワクワク感が見て取れた。
シーズン1で幾度となく目にできた狂気あふれるその表情だ。妻と娘が後藤家に人質に取られた今、彼がその内なる狂気を加速させていく姿から片時も目が離せない。
(文・まっつ)
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