ドラマ『ガンニバル』シーズン2考察＆感想。心臓がバクバクしっぱなし…今後の物語を動かすカギとなりそうな意外な人物は？【ネタバレ】

若かりし後藤銀（恒松祐里）に一体何が…？

　恵介の心情にも大きな影響を与えているのが弟の洋介（杉田雷麟）。子供たちを守るため、人（後藤家の人間）を撃ってしまった彼だが、自分の中の正義は揺らいでいないように見える。

　暴力を嫌い、子供を「家畜」ともみなしていない。大悟を前にして「狂ってる」と真っ直ぐ言える彼は視聴者の代弁者とも言える存在で、意外に今後の物語を動かすカギを握っているかもしれない。

　バイオレンスなシーンと同時並行的に、謎も着々と解き明かされている。金丸豪（赤堀雅秋）がかつての後藤家当主・後藤金次（豊原功補）で、後藤家と血のつながりがあったことが明らかとなった。

　では、なぜ女性で末っ子だった後藤銀（倍賞美津子）が当主を務めていたのか。新たな謎が生まれ、それは今後の過去編で言及されていくだろう。「誰もが狂うほどに美しかった」若かりし後藤銀（恒松祐里）を中心に展開される今後のガンニバルからも目が離せない。

（文・まっつ）

【了】

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