映画『サイコ』映画史に残る殺人シーンを徹底解説。一度は観るべきサスペンス映画の金字塔 <あらすじ 考察 評価 レビュー>
text by 編集部
映画『サイコ』【Getty Images】
サイコ
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- 原題:
- Psycho
- 製作年:
- 1960年(アメリカ)
- 監督:
- アルフレッド・ヒッチコック
- 脚本:
- ジョセフ・ステファノ
- 撮影:
- ジョン・L・ラッセル
- 音楽:
- バーナード・ハーマン
- 配給:
- パラマウント映画
- 上映時間:
- 109分
●第33回アカデミー賞
監督賞(アルフレッド・ヒッチコック)ノミネート
助演女優賞(ジャネット・リー)ノミネート
撮影賞・白黒部門(ジョン・L・ラッセル)ノミネート
美術賞・白黒部門 ノミネート
●第18回ゴールデングローブ賞
最優秀助演女優賞(ジャネット・リー)受賞
●エドガー賞
映画脚本部門(英語版) 1961年最優秀賞
- 演出:
- 18点
- 脚本:
- 11点
- 配役:
- 18点
- 映像:
- 16点
- 音響:
- 18点
映画「サイコ」を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコスリラー。アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン、マーティン・バルサムら出演。人の心の闇を描いたこの映画の魅力、そして結末とは?
映画『サイコ』のあらすじ
アリゾナ州の不動産屋で働くマリオン(ジャネット・リー)は、恋人であるサム(ジョン・ギャヴィン)との結婚を控えている。結婚資金が喉から手が出るほど欲しいマリオンは、客の金を持ち逃げし、恋人が待つカリフォルニアに車を走らせる。
その日の夜。マリオンは一休みしようと思い立ち、場末の宿に立ち寄る。モーテルの支配人は、ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)という青年だ。彼の話によるとモーテルの近くにある屋敷には彼の母が暮らしているという。マリオンはベイツと食事を共にする。その際、彼の神経質すぎる性格を不気味に感じる。
食事を終えたマリオンは客室に戻りシャワーを浴びる。すると何者かが侵入し、ナイフでマリオンを滅多刺しにする。しばらくして部屋を訪れたノーマンは慌てる様子も見せず浴室を清掃。死体と大金の入ったバッグをマリオンの車に乗せて、車ごと沼に沈めてしまうのだった。