映画『サイコ』【ネタバレあり】あらすじ
マリオンの起こした窃盗事件はアリゾナ中で話題になっている。不動産屋の社長は無事にお金を返してくれれば、マリオンを罪には問わないと語る。マリオンの妹であるライラ(ヴェラ・マイルズ)はサムと協力して姉探しに奔走。社長が雇った私立探偵もマリオン捜索に加わる。
先にベイツモーテルに辿り着いたのは、私立探偵である。ノーマンの様子を不審に思った探偵は、ライラに電話。ノーマンがマリオン失踪の謎を解く鍵を握っている可能性を示唆する。
探偵は丘の上の屋敷に足を踏み入れる。屋内に入り、階段を登り進めていく探偵だったが、突然現れたノーマンの母らしき人物に刺され、命を落としてしまう。
程なくして、今度はライラとサムがモーテルを訪れる。サムがノーマンの気を引いている隙に、ライラは屋敷に侵入。古ぼけた地下室に入っていくと、そこにはミイラ化したノーマンの母親がいる。思わず悲鳴を上げるライラ。そこに、女装をしたノーマンが刃物を手に襲いかかってくる。万事休すかと思われるたところ、間一髪でサムが救助に訪れ、ノーマンは取り押さえられる。
警察に勾留されたノーマン。専門家によって精神鑑定が行われたところ、ノーマンは10年前に母親とその愛人を殺しており、母親の人格をうちに取り込み、2つの人格に引き裂かれていた。母親の人格が暴走した結果、マリオン殺害に至ったというわけである。拘置所で不気味な笑みを浮かべるノーマン。彼が沼に沈めたマリオンの車が警察によって引き上げられるシーンで、物語は幕を閉じる。