現在では珍しくなったハワイロケを敢行
Netflixシリーズの作品の特徴といえば(失礼ながら)、国内制作の作品ではなかなかお目にかかることのできない、豪華な撮影とキャスティング、スタッフィングが話題を呼ぶ。本作も例にもれず、撮影のスケールが壮大だ。
メインの撮影地は北海道の小樽市。観光都市で知られる土地なので、背景を見ているだけで「ああ、あそこか」と既視感を覚えるシーンも多々。さえ子が結婚後に住むはずだった家や、恋人の中町雄介(生田斗真)が経営していたカフェなども、実際に設営されたものだと聞く。
もう1箇所、物語のカギとなる撮影地はハワイだ。昨今、作品のロケはおろか、スチール撮影でもハワイで敢行されることは平成に比べると格段に少なくなった。ただそんな不景気の風潮はどこへやら。大自然のロケーションを贅沢に使い、空港シーンでの撮影には多くのエキストラが登場する。圧巻の風景もぜひ見逃さずに。