韓国の歴史を背景にした物語
物語は、空を飛ぶ能力や怪力などの特殊な力を持つ3組の家族を中心に、現在と過去が交錯しながら進んでいく。
全20話は3つのパートに分けられ、1~7話は高校生活を送る子供世代の話、8~14話は1990年代を背景に、国家安全企画部(国家情報院の前身)の工作員として活躍した親世代の姿が描かれる。
15~20話は再び現在に戻り、親子2世代が力を合わせて敵対する勢力に立ち向かうバトルが展開する。
登場人物たちの背景や心情が丁寧に描かれているので、感情移入しやすいのがポイント。
さらに本作には大韓航空機爆破事件(1987年11月)や金日成主席死去(1994年7月)、江陵浸透事件(1996年9月)など実際に起きた出来事や事件が盛り込まれており、フィクションでありながらも妙なリアリティが感じられる。