超能力を持つ元工作員が次々に殺されていく

空を飛ぶ能力を隠し持つボンソク（イ・ジョンハ）は、高校生活最後の新学期が始まる日、通学途中のバスで偶然出会ったヒス（コ・ユンジョン）に一目惚れする。

転校生でボンソクのクラスメイトになったヒスは、ボンソクの身体の秘密にいち早く気づくが、彼女自身はケガをしてもすぐに回復する再生能力を持っており、幼い頃に母親と大きな事故に遭った際、1人だけ軽傷で生き残った過去があった。

2人は互いの秘密を打ち明けることでさらに親しくなっていくが、その様子に心穏やかでないのが学級委員長のガンフン（キム・ドフン）。

彼もまた隠れた超能力者で、拳ひとつで木を倒せるほどの怪力と高速移動できる能力を持っていたが、ヒスを助けるために人前でこの能力を使ったことで、その様子をとらえた動画がSNSで拡散されてしまう。

実は彼らが通うチョンウォン高校は、国家情報院のミン次長（ムン・ソングン）が主導する国家才能育成計画（N.T.D.P）というプロジェクトを推し進めており、超人的な能力を持つボンソクたちは意図的に集められた生徒だった。

同じ頃、フランク（リュ・スンボム）という謎の男が国家情報院の元工作員を次々と暗殺していた。

殺されたのは皆、特殊な能力を持つ超能力たち。かつて工作員だったボンソクの母ミヒョン、ヒスの父ジュウォン（リュ・スンリョン）も身の危険を感じ、子供たちを守ろうとするが……。