アルビダは顔の醜さが抑えめになった?
”金棒”のアルビダは、東の海”イースト・ブルー”で活動するアルビダ海賊団の船長。大きい体で、巨大な金棒を振り回し、敵や味方などお構いなし!自分に逆らうものを容赦なく、その巨大な金棒で始末…。
実写版で、このアルビダを演じたのは、女優のイリア・イソレリス・パウリーノ。原作のアルビダは、自分を絶世の美女だと思っているナルシストな性格だが、実際には美女とは言い難い存在として描かれている。しかし、パウリーノが演じるアルビダは、原作の乱暴なアルビダに人の血が通い、醜さがトーンダウン。現実感が増しているのが伝わる。
さらに、原作で描かれるアルビダの金棒は、コビーよりも大きい超巨大金棒…!しかし実写版で登場するアルビダの金棒は2種類ある。その一つは、小さく、コンパクトなものだ。
原作の超巨大金棒だと、どのくらい危険な武器なのか、正直、想像しにくい。しかし実写版で登場する、コンパクトではあるが、硬い金棒を振り回し、海賊の顔を殴るアルビダを見ると、「これで殴られれば絶対痛い…」と想像ができる、現実感の出る酷い武器となっている。また、もう一つの金棒は、原作と同様に超巨大金棒となっており、ルフィとの戦闘をする際に使用しているのがわかる。
他にも、原作では、アルビダ海賊団は一般客船を襲うところから登場する。その後、海賊団のメンバーが、その船の樽の中からルフィを発見し、もしかすると賞金稼ぎかもしれないとアルビダに報告。アルビダはルフィの姿を見て、「“海賊狩り”のゾロじゃなさそうだね」と安心する姿を見せる。
実写版で、アルビダ海賊団は、一般客船ではなく海賊との戦いからスタートする。敵に対しアルビダは「“海賊狩り”のロロノア・ゾロは?」、「お前の船にいたはずだ」と言い放ち、始めからゾロを探している素振りを見せる。ここまででエピソード1スタートより7分とちょっとした経過しておらず、展開の早さと、早々からゾロの登場を匂わせて、ファンをワクワクさせてくれる。