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あのサブキャラを殺害…。
原作よりさらに残忍となったクロ

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元クロネコ海賊団船長。”東の海”イースト・ブルーで強豪として知られた海賊の一人で別名”百計のクロ”。政府に追われることなく大金を手にいれることがクロの目的。そのため3年の間、クラハドールという名で、シロップ村の大富豪のお嬢様カヤの執事をしている。表向きは紳士だが、実は仲間の死を厭わない残忍な海賊。そんなクロを演じるのは、俳優アレクサンダー・マニアティス。

原作でクロが凶悪な正体を表すのは、ウソップとルフィがたまたま外で、クロネコ海賊団で副船長であったジャンゴとクロが、カヤの暗殺計画について話しているところを目撃したのがきっかけだった。ルフィはジャンゴに眠らされ、ウソップは、村の人々に海賊が来ることを伝えるも信じてもらえない。それでも村を助けようとするウソップの姿を見て、ルフィたちはウソップの海賊との戦いを手伝うことになる。

実写版では、ウソップと、ゾロが、屋敷の地下にあるワインセラーを訪れた際に、たまたまカヤの家計を管理するメリーが、何者かに殺害されているのを発見する。その後、ウソップとゾロの前に、残酷な正体を顕にしたクロが登場。ウソップは、なんとかその場から脱出し、町の人々に海賊が来ることを伝えるも信じてもらえない。しかしそこに海軍に所属する、ヘルメッポとコビーが現れ、コビーはウソップの話を信じる。

原作では、クロネコ海賊団がシロップ村に乗り付け、ルフィたちと激しい攻防を坂道で行う。しかし実写版では、原作のゾロとクロネコ海賊団のシャムとブチのニャーバンブラザーズ2人組との戦いも含め、全てカヤの屋敷の中で行われる。

原作では、長きにわたって、クロネコ海賊団とルフィ達の攻防が描かれるが、実写版ではルフィがクロの前に登場してから、ルフィの「ゴムゴムの鐘」であっさりとその勝負は決まる。

尺を短縮しなければいけない都合上、クロの必殺技である「杓死(しゃくし)」の登場などはカット。頭脳派ヴィランとしてはルフィたちの前に初めて立ちはだかる重要なキャラクターであり、原作ファンからも人気の高いエピソードであるだけに、この処遇にはがっかりした人も少なくないのではないだろうか。

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