出番が前倒しになったアーロン
のちのちで重要なあの手下キャラは?
アーロンは、魚人海賊団アーロン一味の船長で、ノコギリザメの魚人。ナミの育ったココヤシ村を襲撃し、支配する残虐な男だ。そんな凶悪なアーロンを演じるのは、俳優マッキンリー・ベルチャー。彼は自身のインスタグラムにて、「イーストブルーで最も凶悪な役として実写版『ONE PIECE』のクルーに加わることにメチャクチャ興奮している」、「シャハハハ!」と、アーロンの笑い方を真似し、ハッシュタグに投稿。本作に登場できる彼の喜びが伝わってくる。
原作でアーロンが初めて登場するのは、海軍大佐のネズミという男が現れ、アーロンから賄賂を受け取るシーンだ。ネズミは、海賊アーロンと癒着し、彼の残虐な行動や支配を黙認していたのだ。登場してすぐに最悪な悪党の匂いを醸し出すアーロン。
実写版では、サンジがコックとして働く会場レストラン”バラティエ”に、ルフィの持つ海図を狙って乗り込んでくる。2人はバラティエの外でバトルを繰り広げるが、ルフィは敗北し、アーロンに殺されそうになったところで、ナミが現れ「海図」は盗んだとアーロンを止める。
原作でルフィは、アーロンパークで初めてアーロンと対面を果たす。そこでいきなりアーロンをブン殴り、ルフィ一味とアーロン海賊団のバトルが始まる。原作では基本的に、アーロンパーク内で戦闘を繰り広げていたが、実写版では、ルフィとアーロンの戦いはナミが働いていた測量室で始まる。その後は両作とも、ルフィが測量室を破壊。ゴムゴムの戦斧(おの)でアーロンを城ごと叩き落とす。
さらには、アーロンだけでなく、アーロン一味の幹部クロオビ、チュウなども忠実に再現されており、原作と同様に、サンジはクロオビを倒し、ウソップはチュウを倒す。しかしこのシーンでは、ゾロがタコのハチと戦うシーンがカットされている。原作でこのハチというキャラクターは、後々の物語で重要な役割を果たすため、実写版『ONE PIECE』がその辺りをどのように描くつもりなのか、非常に気になるところだ。