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映画『天気の子』【ネタバレあり】あらすじ

森七菜
森七菜【Getty Images】

 帆高たちの最後の依頼。それは、一人娘の萌花のために公園を晴れにしたいという須賀からの依頼だった。

 この依頼を叶えた帆高は、陽菜に誕生日プレゼントの指輪を渡そうとする。すると、陽菜が宙を舞い、少しずつ身体が透けていっていることに気づく。

 陽菜は帆高に、自分が晴れ女になった経緯を説明する。1年ほど前、廃ビルの屋上にある祠にたどり着いた陽菜は、そこで死の床にあった母ともう一度晴天の空の下を歩きたいと願ったという。

 すると、その時から陽菜は、晴れ女の能力を手に入れたというのだ。

 しかし、帆高は、家族から出された捜索願や拳銃発砲の一件が警察に発覚。帆高のみならず、陽菜や須賀の事務所まで捜査の手が及び、帆高は事務所を追い出されてしまう。

 そして、陽菜のもとに児童相談所が介入。引き裂かれることを恐れた帆高は、陽菜、凪とともに逃げ出し、ラブホテルでインスタント食品やカラオケを楽しみ一夜を過ごす。

 一方、能力の代償で身体が透明になりはじめていた陽菜は、自分が人柱として犠牲になることを告げる。自分が犠牲になることで、東京の異常気象が解消されるのだという。

 翌朝、ホテルの部屋に警察が踏み込み、凪は児童相談所へ、帆高は警察署へ送られる。しかし、そこにはすでに陽菜の姿はなく、東京は数カ月ぶりの晴天に恵まれた。

 まだ陽菜に本心を伝えていなかった帆高は、彼女が人柱になったことに気づき、警察の追跡を振り切って廃ビルを目指す。そして、夏美、須賀、凪の3人の助けで屋上の神社にたどり着き、祠に向って強く祈る。

 すると、帆高の身体が浮き上がり、遥か上空へと舞い上がる。そこで帆高は、積乱雲に捉われた陽菜を発見。

 自分が戻れば東京は再び異常気象に見舞われると言う陽菜に、帆高は「天気なんて狂ったままでいいんだ!」と叫び、彼女の手を取って下界へと舞い戻る。

 2人が神社に戻ると、案の定東京を雨雲が包みはじめ、猛烈なゲリラ豪雨が降り始める。須賀、凪、夏美、警察官たちは、口をあんぐりと開けて空を観ていた。

 その後、帆高は再逮捕され、神津島へ強制送還される。そして、保護観察処分を受け、再び高校へ通い始める。

 一方、東京は、雨が2年半止むことなく降り続き、荒川流域、江戸川下流域が次々と水没していく。そんな中、帆高は、大学進学を機に再び上京。陽菜と再会を果たし、「僕たちは大丈夫だ」と、ともに生きる決意を新たにする。

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