「本当のお母さんみたいにいつも見守ってくださりました」
田中美里との共演がもたらした支えと安心感

日髙麻鈴 写真:waakaco
日髙麻鈴 写真:wakaco

―――共演者の方々との印象に残っているエピソードはありますか?

「美晴の妹・凛役だった、りんちゃん(宮本凜音)とは撮影をしていない時もずっと一緒にいました。空き時間に遊んだり、ゲームをしたり、他愛のない話をたくさんした記憶があります。りんちゃんがすごくお喋りなんですよ(笑)。本当に自分の妹みたいな存在です」

―――広大なブドウ畑など、自然を感じられるロケ地だったと思いますが、空き時間はどのように過ぎしていましたか?

「本作のロケ地、北海道の余市は、海も山もあって、ご飯もすごく美味しかったです。撮影現場の近くにプルーンを売ってる屋台があって、買って食べたりしましたが、店員の皆さんも優しくて…。本当に素敵なところでした」

―――母親の透子を演じられた田中美里さんとの共演はいかがでしたか?

「本当のお母さんみたいにいつも見守ってくださりました。お芝居でも支えてもらった部分がすごくあったので、本作で共演できて貴重な時間を過ごさせていただきました」

―――父親・光雄役の和田聰宏さんとは、美晴の心の中を描いたシーンで、2人だけの描写が何度もありました。演技について何かディスカッションはありましたか?

「事前にディスカッションをするということはありませんでした。和田さんが準備されてきたものと、私が作ってきたものを、お互いに演じながら合わせていく感覚があって…それが不思議な感覚でした。あとから本作を観たときにも、素晴らしいシーンだと感じました」

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