「ぐんぴぃさんは、現場を良い雰囲気にしてくれる」
スーパースターを意識した現場作り
―――ぐんぴぃさんは、本作で主演を務めていますが、座長としての現場の雰囲気作りなどは意識しましたか?
ぐんぴぃ「かなり気をつけました。と言うのも、櫻井翔さんが主演を務められたドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系、2023)に、僕も出演させていただいたんですよ。櫻井さんは現場で出演者全員に声をかけて仲良くなっていて、座長としての佇まいが素晴らしかったんです。当時スタッフさんに、『あれは当たり前じゃないから、櫻井さんの座長としての姿を見ておけ』と言われていたので、今回意識しながら座長を務めました」
―――具体的に、櫻井さんのどんな動きを意識されたのでしょう?
ぐんぴぃ「例えば、セリフを何度もミスしてしまった人がいたら、その人のところへ行き
『いや、あれは難しいよな』ってフォローを絶対にするんですよ。それも演者だけでなく、音声さんやカメラマンさんなど、スタッフの方にも『大変ですね』って声をかけていているんです。あんなにスーパースターなのに、色々なところに気を配って…本当に驚かされましたし、僕も今回、チームワークを大切にしようと思えました」
―――菅井さんは、ぐんぴぃさんの座長としての振る舞いをどのように感じましたか?
菅井「ぐんぴぃさんは皆さんから愛される方だと思っていましたが、今のお話を聞いて意識をされていたんだと知り、改めて素敵だなと思いました。お話も面白いですし、現場を良い雰囲気にしてくださるので、私もすごく助けられました」
――――今回夢を追うという色んな大人の姿を描かれていますが、本作のテーマについてどのように思いますか?
ぐんぴぃ「夢なんて追うと大変だから気安くは言えないですけど、大人だからと言ってちゃんとしてなくていいというか…『馬鹿な大人でもいいんだ』っていうことを教えてくれる作品だと思います」
菅井「夢は必ず叶うものではないから、時には辛くなったり、不安になる時もあると思うんですけど、でもそれに向かって努力することは、どんな形であれ、必ず自分や誰かのためになる。それってすごく素敵なことなんじゃないかなと思います」
(取材・文:タナカシカ)
【作品概要】
ぐんぴぃ
菅井友香 手塚とおる 三戸なつめ
平山浩行 田中要次 麿赤兒 清水ミチコ
監督・脚本:八木順一朗
製作:チーム「怪獣ヤロウ!」
製作幹事:ファニーパンドラ、Atemo
配給:彩プロ 宣伝:murmur 企画・制作:ファニーパンドラ
2024年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/80分
©チーム「怪獣ヤロウ!」
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