ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 「僕にとっては純愛映画」『Love Will Tear Us Apart』宇賀那健一監督、独占インタビュー » Page 3

「最初の構想では舞台をブラジルに移す予定だった」
役者と話し合って作り上げた独特の世界

写真:宮城夏子
写真宮城夏子

―――ネタバレになるから言いませんが、そして、あの衝撃のラストシーンを迎えると。

「個人的にはジャンルを横断し続けるとても良いラストになったと思っています」

―――確かに(笑)。演者と特に話し合ったことは、ありますか?

「真下わかば役の久保田紗友さんには、『とにかく真面目にできるだけやってほしい』と、いう話をしました。コメディ要素やホラー要素もありますが、演じる上ではどう見せようとは考えずとにかくその役として真面目にやってほしいと。」

―――撮影に苦労したシーンは?

「森の中をわかばと山口環奈(莉子)が逃げるシーンやマングローブをわかばが走るシーンなど俳優部が体力的に大変だったシーンも沢山ありますし、クライマックスシーンは全員精神をすり減らしながら挑んでくれました。

それに美術部や衣装部、メイク部、特殊メイク部、CG部、制作部、演出部、撮影部、照明部、録音部…こう挙げていくと全部署言うことになっちゃいますが、要素が多い分とにかく全部署大変なことだらけの現場だったので、申し訳ないなと思っています。

だからこそ海外で評価されてホッとしましたし、国内の皆さんにも受け入れていただけたらいいなと思っています」

【関連記事】
「挫折の経験が自信につながった」映画『Love Will Tear Us Apart』女優・莉子、独占インタビュー
世界の映画祭で高評価! 映画監督・宇賀那健一インタビュー(前編)。12月3日公開の短編集『未知との交流』の製作秘話を明かす
世界の映画祭で高評価! 映画監督・宇賀那健一インタビュー(後編)。12月10日公開の長編映画『渇いた鉢』に込めた思いを語る

1 2 3
error: Content is protected !!