「あのシーンがここにつながるのか!」劇場版ならではの仕掛けとは? 映画『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』徹底考察&評価
text by ガラガラ
大人気漫画『ハイキュー!!』。ファンが待ち望んだ試合「ゴミ捨て場の決戦」を描いた映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が絶賛公開中だ。今回は、因縁のライバルである日向翔陽と孤爪研磨の関係性に着目し、烏野高校vs音駒高校の試合を大解説する。〈あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー〉(文・ガラガラ)
※本レビューでは映画の内容についてネタバレがあります。鑑賞前の方はご注意ください。
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【著者プロフィール:ガラガラ】
名探偵コナンやアニメ映画関係のブログを書いている→ブログ
日向の最高到達点を見逃すな!
『ハイキュー!!』は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されていた古舘春一による高校バレーボール漫画が原作で、TVアニメシリーズはこれまでに第4期まで放送されている。
本作『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』はTVアニメ第4期の続編にあたり、劇場版FINALシリーズの第1作目である。
『ハイキュー!!』は主人公の日向 翔陽(ひなた しょうよう)が幼いころに偶然テレビで見かけた烏野(からすの)高校の「小さな巨人」にあこがれてバレーボールを始め、烏野高校でバレーボールの頂点を目指すというストーリーだ。
日向は1年生ながら烏野高校の中心選手となり、烏野高校は春高バレー(正式名称:全日本バレーボール高等学校選手権大会)の宮城県予選を勝ち抜き、全国大会へ勝ち進んだ。
そして、春高全国大会でも3回戦まで勝ち進み、対戦相手が音駒(ねこま)高校に決まったというところでTVアニメは終わった。したがって、本作『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は烏野高校VS音駒高校の一戦にフォーカスした作品となっている。