最高の”食育映画”…東出昌大はスキャンダルをどう乗り越えたのか? 映画『WILL』徹底考察&評価。感想レビュー
text by 寺島武志
スキャンダルを乗り越え、狩猟生活へと転身した東出昌大。彼の狩猟生活1年間、計400時間に渡るドキュメンタリー映画『WILL』が現在上映中だ。今回は過去のスキャンダルを乗り越え、周りの人から愛される東出昌大の魅力を、彼の生活を通して解説していく。(文・寺島武志)<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>
スキャンダルを乗り越えた東出昌大に迫る
高校時代からメンズノンノの専属モデルとして活躍し、俳優デビュー作『桐島、部活やめるってよ』(2012年)でブレイク。
2013年のNHK朝ドラ『ごちそうさん』では準主役に抜擢され、一流俳優の仲間入りを果たしたが、2020年の不倫報道、続いて出演番組・CMの打ち切りや離婚などで世間から猛バッシングを浴び、テレビから姿を消した東出昌大。
彼は現在、事務所に所属しないフリーの俳優として活躍し、『コンフィデンスマンJP』シリーズには欠かせないキャラクター「ボクちゃん」をはじめ、2023年にも『Winny』、『福田村事件』にも出演し、スキャンダルを乗り越え、順風満帆な俳優人生を、再び歩み始めているようにも見える。
そんな東出、私生活では、狩猟をしながら生活しているという。猟銃で射殺した鹿や猪を食べながら、地元の人々と触れ合いながら、“究極のスローライフ”をしている東出。
なぜ俳優と狩猟という“二刀流生活”をしているのか、そのきっかけとは何か、そしてその経験は彼に何をもたらしたのか。