渡部篤郎「まず頑張るしかない」Huluオリジナル『THE HEAD』英語で出演! 海外作品での苦労語る

text by 編集部

2020年6月に世界公開され、世界90以上の国と地域が震撼したHuluオリジナルの極限の心理サバイバル・スリラーシリーズ『THE HEAD』が、ついにSeason3をもって完結となる。山下智久演じるアキ・コバヤシの父親役として渡部篤郎が出演。さらに、日本語吹き替えにも挑戦した。(文・編集部)

渡部篤郎が英語で出演

©Hulu Japan
©Hulu Japan

 本作はSeason1では山下智久が、Season2では福士蒼汰が全編英語で出演しており、日本人キャストの海外ドラマ出演作としても話題を呼んだ。そしてSeason3では、Season1で山下智久が演じた微生物学者のアキ・コバヤシの父親であるタケシ・コバヤシとして、渡部篤郎が出演(※第3話、第4話のみ)した。

 第3話では、マギー(キャサリン・オドネリー)の回想の中でかつてアキの才能について2人で語り合っていた様子を思い起こし、その記憶からマギーは自身のピンチを凌ぐ。さらに第4話では、タケシが裁判所にて、とある“重要なヒント”をマギーに与える会話を交わしていたことが発覚する。

 渡部は、本作の出演オファーが来た際のことを、「まず頑張るしかないと思いました。ただ、出演のお話を頂いた時の方が大変でしたね。私は英語が全く得意じゃないのですが、自己紹介の映像を英語で撮ってほしいと言われまして、それで子供に教えてくれている英語の先生と一緒に考えたんですよ。その時に先生からは『もっと海外の人にはちゃんとアピールした方が良い』と言われました(笑)」と明かした。

 さらに、自らの台詞を吹き替えたことについて、「吹替はほとんど経験がないですし、難しいものだと思っているので、ちゃんとやらないと、と思いました。お芝居と同じで正解がないものですから、普段のお芝居でしたら感情でやれる部分もあって、自分の中で演技に納得するのですが、今回は“渡部篤郎”の吹替役なので、そこをしっかりやらないとと思いました。自分で演じておいて、日本語で吹替をするとこんなにも下手なんだなぁと最初に思いました(笑)。やっぱり少しニュアンスが違いますからね。吹替の台本が来て、あぁ確かにこのほうが吹替で観ている方はわかりやすいだろうなとなりました。面白いものですね」と吹替ならではの難しかった部分をコメントした。

 最後に本作については「作品がこれまでよりパワフルになっていますので、シリーズファンの方は特に楽しみにしていてください」と力強く語った。

【予告編】

【作品情報】

【キャスト】
ジョン・リンチ、オリヴィア・モリス、キャサリン・オドネリー、ベン・クーラ、スタンリー・ウェバー、クララ・ガレ、中園理子、ゴーデハート・ギーズ、ジョニー・グローガン、ロックラン・オ・メアライン、サラ=マリー・マルタ、ナイン・ドゥルソ、ネッド・デネヒー、ロル・アジャイ、ベニー・オー・アルトゥール、オルウェン・フエレ、渡部篤郎
【製作】
監督:ホルヘ・ドラド
脚本:マリアーノ・バセルガ、ホルディ・ガルセラン、アイザック・サストレ
エグゼクティブ・プロデューサー:ベルナ・エリアス、ラン・テレム、マリアーノ・バセルガ、ホルヘ・ドラド、ラウラ・フェルナンデス・エスペソ、ハビエル・メンデス、⻑澤一史

【関連記事】
史上最高のサスペンス映画は? 世紀の傑作5選。これぞ金字塔…スリルと興奮が味わえる珠玉の作品をセレクト
「楽な道よりも厳しい道を選んだ方が面白い」映画『君の忘れ方』西野七瀬が語る、役者業にかける思いとは?
まさにクドカン版『釣りバカ日誌』! 映画オリジナルのギャグシーンを徹底解説。映画『サンセット・サンライズ』評価レビュー

【了】

error: Content is protected !!