『ファーストキス』が初登場1位獲得! その他新作『ショウタイムセブン』『野生の島のロズ』の順位は?【週末興行ランキング】

text by 編集部

興行通信社より週末映画動員ランキング(2月7日~2月9日)が発表された。ランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。塚原あゆ子×坂元裕二の初タッグ作品『ファーストキス 1ST KISS』をはじめとした新作の順位は? 前回1位を獲得した『366日』の今週の順位は?

『ファーストキス 1ST KISS』が初登場1位!

Ⓒ2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
Ⓒ2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

 今週の動員ランキングは、『花束みたいな恋をした』(2021)の坂元裕二脚本、『ラストマイル』(2024)の塚原あゆ子監督初タッグによるオリジナルのラブストーリー『ファーストキス 1ST KISS』(東宝)が、初日から3日間で動員17万4000人、興収2億5400万円を記録して初登場1位を飾った。

 事故で夫を亡くし、夫と出会う直前の日にタイムトラベルする主人公・硯カンナを松たか子、未来から来たカンナと出会う夫・駈を松村北斗が演じ、吉岡里帆、森七菜、リリー・フランキーらが共演している。
 
 2位には、心が芽生えたロボットと動物たちの絆を描いたドリームワークス・アニメーション30周年記念作『野生の島のロズ』(東宝東和/ギャガ)が、初日から3日間で動員12万2000人、興収1億7000万円をあげランクイン。

 監督はクリス・サンダース、声優陣は主人公のロボット・ロズをルピタ・ニョンゴ、ハズレ者のキツネ・チャッカリをペドロ・パスカル、ロズに育てられる雁のひな鳥・キラリをキット・コナーが演じ、日本語吹替版では綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福がそれぞれの声を担当している。
 
 3位には前週、公開4週目にして1位を獲得した『366日』(松竹/ソニー)が続き、週末3日間で動員11万5000人、興収1億5000万円を記録。累計成績は動員130万人、興収16億円を突破した。
 
 4位は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(東宝/バンダイナムコフィルムワークス)が続き、週末3日間で動員11万2000人、興収1億9100万円をあげた。累計成績は動員138万人、興収22億円を超えている。

 5位には、韓国映画『テロ,ライブ』(2013)を基に、オリジナル展開も盛り込んだリアルタイム型サスペンス『ショウタイムセブン』(松竹/アスミック・エース)が、初日から3日間で動員10万2000人、興収1億3900万円をあげて初登場。阿部寛が爆破事件の犯人から交渉役に指名された元人気キャスターの主人公・折本眞之輔を演じており、監督は渡辺一貴で、竜星涼、生見愛瑠、井川遥らが共演している。

 この他既存の作品では、7位の『グランメゾン・パリ』(東宝/ソニー)が動員253万人、興収36億円を突破、8位の『はたらく細胞』(ワーナー)は動員442万人、興収60億円に迫っている。

【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2025年2月7日~2月9日)

1(初)『ファーストキス 1ST KISS』:1週目
2(初)『野生の島のロズ』:1週目
3(1)『366日』:5週目
4(2)『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』:4週目
5(初)『ショウタイムセブン』:1週目
6(3)『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』:8週目
7(5)『グランメゾン・パリ』:6週目
8(4)『はたらく細胞』:9週目
9(7)『アンダーニンジャ』:3週目
10(6)『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』:4週目

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【了】

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