「悪役キャラクターがある米国大統領に似ていた」ポン・ジュノ監督最新作『ミッキー17』イベントでジョークを披露!?
text by 編集部
映画『パラサイト 半地下の家族』(2020)のアカデミー賞受賞監督として一世風靡したポン・ジュノが、最新作『ミッキー17』のプロモーションのためにイギリス映画協会(BFI)で開催されたトークイベントに登場。本作に登場する悪役のモデルとなった人物について言及した。(文・編集部)
映画『ミッキー17』の悪役がトランプに似ている?
米メディアVarietyの記事によると、トークイベントに登壇したポン・ジュノ監督は、本作でマーク・ラファロが演じる悪役・マーシャルについて、自身が手がけた映画『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞を総なめにした際に批判的な発言をしたドナルド・トランプ大統領に似ていると、ユーモアたっぷりにコメントした。
さらに、マーク・ラファロの演じるケネス・マーシャルという悪役キャラクターの肌が、ほんのりオレンジがかった肌をしているという。これについて、ポン監督は、「焼きオレンジ色の肌」と話題になるトランプ大統領のメイクを連想したようで、「最近の出来事を振り返ると、マーク・ラファロ自身も驚いて、『僕たちは未来を予言していたのか?』と話していました」と語った。
さらに、「このキャラクターはドナルド・トランプ氏の『パラサイト 半地下の家族』批判に対する返しなのか?」と、記者から質問されると、「私はそこまで根に持ってませんよ(笑)」とジョークを飛ばし、会場を和やかに場を盛り上げた。
(文・編集部)
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