韓国の巨匠パク・チャヌクの最高傑作『別れる決心』特別映像が解禁。カンヌ映画祭監督賞を獲得した極上のサスペンスロマンス
本年度のアカデミー賞®国際長編映画賞部門の韓国代表に選出され、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞した、パク・チャヌク監督最新作『別れる決心』が、2月17日(金)より全国公開される。この度、監督が同作を語り尽くす特別映像が解禁された。
名匠パク・チャヌクが最新作の魅力を語り尽くす
いよいよ公開を翌日に控え、この度、パク・チャヌク監督が語り尽くす特別映像が解禁となった。
本編映像を交えながら、パク・チャヌク監督自らが本作の成り立ちやストーリー・登場人物たちについてなどたっぷりと語り、『別れる決心』が<3分でわかる>映像となっている。
さらに、ソレとヘジュンが惹かれあっていくただならぬ様子の未公開映像や撮影現場の様子も。鑑賞前にこの映像を見れば、より本作を楽しめること間違いなしだ。
さらに、公開を記念して、WOWOWではパク・チャヌク監督特集と題し、これまでの代表作から3本の秀作をセレクト、2月17日より一挙放送される。『別れる決心』公開に備え、パク・チャヌク監督の作り出す美しい世界観にたっぷり浸ってみてはいかがだろうか。
刑事と容疑者が惹かれ合う 珠玉のサスペンスロマンス
「『パラサイト 半地下の家族』の次はこれ!!」―Variety
「今年最もロマンティックな作品」―Indie Wire
昨年5月のカンヌ国際映画祭コンペティション部門での監督賞受賞以来、世界の批評家・映画サイトから絶賛を浴び、本年度アカデミー賞®国際長編映画賞部門の韓国代表に選出。
韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラー1 位を獲得、決めセリフが SNSで流行、BTS のメンバーRM も複数回鑑賞するほどハマったと自身のSNSやYou-Tube で報告するなど、社会現象ともいえるブームを巻き起こしている。
韓国の“アカデミー賞”とも称される、最も権威ある映画祭、青龍賞で最優秀作品賞・監督賞をはじめ7冠を獲得、大鐘賞でも作品賞、脚本賞、主演男優賞の3冠を獲得!ほかにも<韓国映画制作家協会賞>では作品賞・脚本賞をはじめ6冠、<韓国映画評論家賞>では最優秀作品賞・監督賞・作家賞・主演女優賞など6冠獲得など韓国国内の映画賞を軒並み受賞。
その勢いは国内に留まらず、米「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ローリングストーン」誌、「インディ・ワイヤー」誌などが選ぶ2022年の映画ベスト10にも選出されるなど、国内外から熱い注目を集め世界中を魅了している。
監督を務めるのはパク・チャヌク。『オールド・ボーイ』(03)で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。
その後『渇き』(09)、『イノセント・ガーデン』(13)、『お嬢さん』(16)など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきた巨匠の6年ぶりの最新作は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。
主演は『殺人の追憶』(03)、『グエムル ~漢江の怪物~』(06)とポン・ジュノ監督作品への出演で一躍注目を集め、ドラマ、アクション、時代劇などキャリアを通して幅広い分野で活躍しているパク・ヘイルと、アン・リー監督『ラスト、コーション』(07)でヒロインを演じ一躍国際的な女優としての地位を確立、『ブラックハット』(15/マイケル・マン監督)でハリウッドにも進出しているタン・ウェイ。
物語は、刑事ヘジュン(パク・ヘイル)が、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)の調査を開始することから始まる。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたヘジュンに特別な想いを抱き始める・・・。
パク・チャヌクの盟友でありNetflix「シスターズ」も話題のチョン・ソギョンと共に手掛ける、二転三転する先の読めないストーリー、相手の本心を知りたいヘジュンとソレのスリリングな駆け引きに、ハマる批評家や観客が続出。
映画レビューサイトのRotten Tomatoesでは94%フレッシュを記録し、「『パラサイト 半地下の家族』の次はこれ!」(Variety)、「今年最もロマンティックな映画」(IndieWire)、「ミステリーとロマンスが優雅に溶け合っている」(Collider)といった絶賛評が上がっている。
パク・チャヌク監督自らが語る! 3分でわかる『別れる決心』特別映像解禁!
いよいよ公開を翌日に控え、この度、パク・チャヌク監督が語り尽くす特別映像が解禁。本映像では、パク・チャヌク監督自らが本作の成り立ちやストーリー・登場人物たちについてなどたっぷりと解説。
ソレとヘジュンが惹かれあっていくただならぬ様子の未公開映像や撮影現場の様子も収められ、『別れる決心』が<3分でわかる>映像となっている。鑑賞前にこの映像を見れば、より本作を楽しめること間違いなしだ。
◆ストーリーの2つの出発点について
1つ目の出発点は、パク・チャヌク監督が若い頃から好きだったという、韓国の「霧」という楽曲だ。この曲の映画を作りたいと、霧の多い街をバックにロマンスを描くことにしたのだという。
もう1つの出発点は、主人公の刑事・へジュンだ。上品な彼はあまり刑事らしくないのだが、これは監督好みの性格の刑事を思い描いたのだという。
へジュンは捜査を進める中で死んだ男の妻と出会い、妙な好奇心が沸いてくるようになる。監督は、最新作の『別れる決心』について、<大人の恋愛を描いた刑事ドラマ>であるとも語っている。
そして「ラブストーリーであるが、本作で描かれている疑念や裏切り、そして見捨てられる苦しみなどの複雑な感情は誰もが共感できるだろう」と自身も伺わせた。
◆登場人物について
本作のヒロイン・ソレは過酷な人生を送ってきたが、へジュンの目には、姿勢が良く緊張をしない、大人の女性として映る。そして、恋愛に関しては、根気強く徹底している面があり、それが行動にも現れているキャラクターだ。
また、刑事・へジュンは、自分の仕事に誇りを持っている。几帳面な性格で優しく、能力も高く、捜査チームを率いており、周囲からはエースと呼ばれている。全く異なる生い立ちの2人が出会って恋に落ちることが興味深く感じたのだと監督は語っている。
中国人のソレと、韓国人のへジュンの間には言語の壁もあるのだが、監督は「言語の壁がある中で、自分の考えを伝えようとする姿には感動を覚え、そして、違うニュアンスで言葉を使われるとドキッとすることもあると思います」と語る。
ソレの独特の言葉遣いにもどんどんと惹きこまれていくヘジュン。劇中では翻訳アプリも登場するのだが、もどかしくもロマンティックに、使用されている。