ディズニーが映画『白雪姫』のハリウッドプレミアの規模の縮小を決定。物議を醸した主演女優の問題発言は?
ディズニー・スタジオが、3月15日(全米時間)にハリウッドで実写版『白雪姫』のプレミアを開催する。しかし、通常のプレミアイベントとは異なり、レッドカーペットでのメディア対応を大幅に縮小する方針を決定した。これには、レイチェル・ゼグラーの過去の発言に対する批判が影響していると考えられる。(文・編集部)
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ファンから「オリジナル映画への敬意が欠けている」との声も
海外では度々、映画『白雪姫』についての論争が話題になっていた。その論争の焦点となっているのが主演を務めているレイチェル・ゼグラーだ。レイチェルのキャスティングが発表された際、一部のディズニーファンから「白雪姫役にラティーナ(ラテンアメリカ出身、もしくはスペイン語圏出身の女性)の俳優が起用されたこと」に対する批判が寄せられた。また、彼女が1937年版のアニメ映画について「時代遅れ」と発言したことも物議を醸している。
さらにレイチェルは、2023年に応じたVarietyのインタビューで「白雪姫は王子に救われることはない。彼女は真実の愛を夢見るのではなく、自分がなれると確信しているリーダーを目指す」と語り、この発言も一部のファンから「オリジナル映画への敬意が欠けている」と批判されることに。
一方で、YouTubeで公開された公式予告編は、3か月でおよそ1180万回再生を記録しており、この映画に対する世間の関心の高さがうかがえる。
今回、ディズニー側がとった処置も仕方のないことなのかもしれない。様々な議論を巻き起こしている本作が、どのような仕上がりになっているのか、注目が集まっている。
(文・編集部)
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