マーベル史上最強の敵
カーン:ジョナサン・メジャース
実は、MCU作品において今回が初登場ではなく、動画配信サービス・ディズニープラスで配信中の『ロキ』(2021)にも“在り続ける者”として登場している。しかし、『ロキ』に登場した人物と本作に登場するカーンは厳密には別のキャラクターだ。
『ロキ』に登場した“在り続ける者”は、時間変異取締局(TVA)の創設者であり、全宇宙の時間軸の均衡を保つ存在として描かれていた。しかし、本作に登場するカーンは”過去の出来事”で枝分かれした時間軸によって生まれた“在り続ける者”の変異体の一人であり、世界を征服しようと企む正真正銘の悪役だ。全人類の過去・現在・未来の時間をコントロールし、存在ごと消し去ることのできる恐るべき力を誇り、今後公開されるMCU作品にも深く関わってくるのではないかと予想される。
カーンを演じるは、1989年生まれのアメリカ人俳優、ジョナサン・メジャース。イェール大学演劇学校を卒業後、スコット・クーパー監督の西部劇『荒野の誓い』で映画初出演。その後、A24配給のインディペンデント映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』に出演すると、演技派俳優として脚光を浴びた。
【作品情報】
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
監督:ペイトン・リード
脚本:ジェフ・ラブネス
キャスト:ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、ジョナサン・メジャース、キャスリン・ニュートン、ミシェル・ファイファー、マイケル・ダグラス
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2023
公式サイト
2月17日(金) 全国劇場公開
【関連記事】
マーベル最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の注目ポイントを解説【あらすじ 見どころ 前作との関連性】
日本で最も人気のマーベル映画は? MCU作品興行収入ベスト5。大ヒットの理由も併せて徹底考察
マーベル史上最もコケた映画は? MCU作品興行収入ランキングワースト5。面白いけど物足りない…。爆死の理由を徹底考察