ベン・アフレック、もうバットマン役は演じない? スーパーヒーロー映画に苦言「息子ですら怖がって映画を見られなかった」

text by 編集部

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のバットマン役を務めたベン・アフレック。その後、『ジャスティス・リーグ』(2017)や『ザ・フラッシュ』(2020)などで同役を演じ、その地位を築き上げてきた。しかし彼は、バットマンを演じた経験を「ひどいものだった」と語っている。(文・編集部)

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大人向けすぎたスーパーヒーロー

ベン・アフレック【Getty Images】
ベン・アフレック【Getty Images】

 ベン・アフレックは、自身がバットマンを演じた経験を以下のように振り返る。

「それは単純にスーパーヒーロー映画というジャンルの問題だけではない。そもそも、もうこのジャンルには興味がないんだ。あの経験がひどかったからではなく、単に自分の興味がなくなったということだ。その原因は、自分の意見と制作側の意図や理解、期待のズレから生じていたと思う」

 さらにアフレックは、バットマンを演じることには満足感があったものの、その方向性がDCスタジオ全体とズレてしまったことが問題の発端だったと明かした。

「何が起きたかというと、映画の方向性が年齢層の高い観客向けになりすぎたことだ。例えば、当時の自分の息子ですら怖がって映画を見られなかった。さらにその時、監督はそのままの路線で進めたがっていたのに対し、スタジオ側は若い観客を取り戻したいと考えていて、両者の意向が対立していた。だからこそやりづらさはあった」

 確かにスーパーヒーローは子どもの憧れの存在である必要性はあるかもしれない。ただ、これだけの人気を誇るDCスタジオも、どこに焦点を当てるべきなのか、難しい判断となっている。

(文・編集部)

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