ビル・マーレイが出演を断ったという名監督とは?「あの作品をやらなかったことが今でも唯一の後悔なんだ」
text by 編集部
『ゴースト・バスターズ』(1984~)シリーズのピーター役で知られるビル・マーレイが、これまでのキャリアを振り返り、唯一の後悔を口にした。「キャリアにおいて後悔はほとんどない」と語るも、ある映画への出演を断ったことを惜しんでいるそうだ。(文・編集部)
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あの作品をやらなかったことだけは…
ビル・マーレイは、ハワード・スターンがパーソナリティを務めるラジオ番組「The Howard Stern Show」に登場し、「クリント・イーストウッドと映画を作るチャンスを逃してしまったことを後悔している」と吐露した。その理由は、型にはまることへの恐れだったかもしれないという。
マーレイは、そのことについて以下のように説明した。
「イーストウッド監督から提案があって『もう一度軍隊ものをやらないか?』と言われたとき、僕は考えたんだ。当時務めていた頃の役の状況を含めて『もしかして、これからコメディデュオのように軍隊ものばかりやることになるのか?』ってね。それで、『いや、自分の型にハマるからやめておいたほうがいいかもしれないな』と答えたんだ」
その数年後、イーストウッドは戦争映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』(1986)を製作し、自ら海兵隊のトム・ハイウェイ軍曹を演じた。
ビルは、「今でも唯一の後悔のひとつなんだ。あの作品をやらなかったことがね。大規模な映画だったし、素晴らしい…」と語った。
マーレイは現在74歳。今後、イーストウッド監督とタッグを組むことに期待をしたい。
(文・編集部)
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