『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』が5V達成! 坂元裕二脚本『片思い世界』の順位は?【週末興行ランキング】

text by 編集部

興行通信社より週末映画動員ランキング(4月4日~4月6日)が発表された。ランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。『花束みたいな恋をした』(2021)の脚本・坂元裕二と監督・土井裕泰が再タッグを組んだ『片思い世界』の動向は? 前回1位の『映画ドラえもん』の累計興行収入は?

『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』が5週連続1位をキープ!

映画ドラえもん のび太の絵世界物語
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025

 今週の動員ランキングは、『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(東宝)が週末3日間で動員26万3000人、興収3億2300万円をあげ、5週連続1位をキープした。累計成績は動員317万人、興収37億円を突破した。

 2位もその順位を維持し続けている『ウィキッド ふたりの魔女』(東宝東和)となり、週末3日間で動員11万6000人、興収1億9400万円を記録。累計成績は動員167万人、興収26億円を超えた。

 3位には、『花束みたいな恋をした』の脚本・坂元裕二と監督・土井裕泰が再タッグを組んだ『片思い世界』(東京テアトル/リトルモア)が、初日から3日間で動員8万1000人、興収1億1600万円をあげ初登場。東京の片隅にある古い一軒家で一緒に暮らす美咲、優花、さくら役として、広瀬すず、杉咲花、清原果耶がトリプル主演を果たし、3人と同じ記憶を胸に秘める青年・典真役を横浜流星が演じている。

 4位には、森沢明夫原作のラブストーリーを長尾謙杜の映画初主演で描いた『おいしくて泣くとき』(松竹)がランクイン。幼い頃に母を亡くした主人公の高校生・風間心也の同級生で、どこか影のあるヒロイン・新井夕花を當真あみが演じ、美村里江、安田顕が心也の両親、ディーン・フジオカが30年後の心也に扮している。監督は横尾初喜。

 既存作品では、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(東宝)が前週の10位から6位にジャンプアップ。日本初のインタラクティブ映画ということで、各映画館のラップバトルの投票結果も可視化され、さらに盛り上がりを見せており、累計では動員44万人、興収10億円を突破した。

【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2025年4月4日~4月6日)

1(1)『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』:5週目
2(2)『ウィキッド ふたりの魔女』:5週目
3(初)『片思い世界』:1週目
4(初)『おいしくて泣くとき』:1週目
5(3)『白雪姫』:3週目
6(10)『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』:7週目
7(5)『山田くんとLv999の恋をする』:2週目
8(4)『ミッキー17』:2週目
9(7)『ファーストキス 1ST KISS』:9週目
10(9)『教皇選挙』:3週目

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