ロバート・デ・ニーロ、カンヌ国際映画祭で名誉パルム・ドールを受賞へ「カンヌは私たちを結びつけてくれる」
text by 編集部
2025年5月13日に開幕する第78回カンヌ国際映画祭で、伝説の俳優ロバート・デ・ニーロが、パルム・ドールを受賞することが発表された。この栄誉は、映画界への多大な貢献を称える生涯功労賞であり、授与式は映画祭の開幕式にて行われる。翌日には、デ・ニーロ本人が登壇するマスタークラス(特別講義)の開催も予定されている。(文・編集部)
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「カンヌは“帰ってきた”と感じさせてくれる場所」
デ・ニーロは今回の受賞について、次のようにコメントしている。
「カンヌ映画祭には、特別な思い入れがある。今、世界が分断されつつある中で、カンヌは私たちを結びつけてくれる。物語を語る人々、映画人、ファン、友人たちを。まるで帰ってきたような感覚になるんだ」
デ・ニーロはこれまでにも、マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』でカンヌのレッドカーペットを歩いたほか、2011年には審査委員長を務めた経験もある。これまでに同賞を受賞した俳優にはメリル・ストリープやジョディ・フォスターなどが名を連ねている。
デ・ニーロの受賞は、カンヌ国際映画祭が『映画愛』で溢れる瞬間となりそうだ。映画ファンにとっても、今年のカンヌ国際映画祭はますます見逃せない。
(文・編集部)
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