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映画『グッドフェローズ』を名作たらしめた画期的な音楽の使い方とは? ギャング映画の金字塔を考察&評価。名言と楽曲も解説

text by 編集部
『グッドフェローズ』

映画『グッドフェローズ』より【Getty Images】

グッドフェローズ

4

演出:
16点
脚本:
14点
配役:
16点
映像:
14点
音響:
17点

映画『グッドフェローズ』のネタバレあらすじに加え、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底考察。マーティン・スコセッシの代表作の内容を深掘り。『ゴッドファーザー』との違いは? ロバート・デ・ニーロの演技の魅力は? 作品の魅力を多角的に解き明かす。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

『グッドフェロ―ズ』あらすじ

『グッドフェローズ』
映画グッドフェローズの主要キャスト陣Getty Images

1970年代のアメリカ・ニューヨーク。ヘンリー(レイ・リオッタ)、ジミー(ロバート・デ・ニーロ)、トミー(ジョー・ペシ)の3人を乗せ、1台の車が夜道を走っていた。3人の男は、トランクに乗せた男を埋めにいくところだった。

子供の頃のヘンリーは貧しかった。幼少期から、苦労して働いても何にもならないと感じていたため、ヘンリーはギャングになって大金持ちになるという夢を持っていた。中でもグッドフェローズというギャングに憧れていたヘンリーは、学校へ行かず地元ギャングのシセロ(ポール・ソルヴィノ)の下で働き始める。

そんなある日、ギャング達の犯した罪が警察にバレて、仲間が逮捕されてしまうという事件が起こった。しかし、ヘンリーは仲間を守るために口を開かなかったことで、仲間達から認めてもらえるようになったのだった。

そのうち、ヘンリーは街で幅を利かすジミーやその弟分であるトミーと知り合い、手を組むことになる。

こうして大人になったヘンリーは、マフィアとしても存在感を示すようになっていった。1967年には、ヘンリー、ジミー、トミーの3人はエア・フランス現金強奪事件を起こし、大金を手に入れる。

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