『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ終了…? 製作陣が『パラノーマル・アクティビティ7』を最後に卒業を発表
『パラノーマル・アクティビティ』シリーズの常連監督クリストファー・ランドンが、映画『パラノーマル・アクティビティ7』を最後に、シリーズから撤退することが発表されたようだ。映画のプロデューサー陣も、この映画の製作に対しネガティブな意見を述べている。早速、現地のメディアを参考にその詳細を見ていこう。
『パラノーマル・アクティビティ』シリーズプロデューサーら「終了すべき」「興味がない」
カナダのニュースサイトScreen Rantによると、映画『パラノーマル・アクティビティ』シリーズは成功したにも関わらず、この映画のプロデューサーであるジェイソン・ブラムが、作品のリブート版である『パラノーマル・アクティビティ7』でシリーズを終了すべきだと語ったようだ。
さらに、映画『パラノーマル・アクティビティ』の常連監督、脚本家、プロデューサーであるクリストファー・ランドンは、アメリカの映画レビューサイトIndieWireのインタビューでは、このフランチャイズに戻ることに興味がないと説明した。
「コロナ禍の時に製作したんだけど、その時はたまたまのことだったんです。というのも、フランチャイズはもういい、やりたくないと思っていたからです。でも、アーミッシュの偽コミュニティという奇妙なアイデアが浮かんで、結局映画を作ることになりました」
「これはフランチャイズなんです。フランチャイズだから、必ず次が作られる。 彼らが何を計画しているのか分からないし、もう関わることはないだろう」とランドンは発言。
映画プロデューサーであるジェイソン・ブラムや、クリストファー・ランドンなどの大物が映画『パラノーマル・アクティビティ』に興味を示さないことを表明は、この作品のフランチャイズの未来が暗いことを意味する。
映画『パラノーマル・アクティビティ』は1万5000ドル(約162万円)の予算で、1億9335万5800ドル(約250億円)を稼ぎ、大成功。しかし、シリーズ5作目の『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』は、500万ドル(5億4000万円)の予算に対し、興行収入は1億4300万ドル(約187億円)と苦しい戦いを強いられた。シリーズ自体は今でも観客を惹きつけているが、年々その利益は衰えている。
映画『パラノーマル・アクティビティ7』はコロナパンデミック時に開発され、劇場ではなくアメリカの定額制ビデオサービス「Paramount+」を通じて公開され、多くの反応を受けたが、賛同は得られなかったようだ。
また、2022年夏に、映画『パラノーマル・アクティビティ8』が開発されているとの報道があったが、映画配給会社パラマウント・ピクチャーズはその発言に反論。映画『パラノーマル・アクティビティ8』が開発どころか、検討されていることすら認めていない。
『パラノーマル・アクティビティ』の未来がどうなるにせよ、脚本や監督を担当してきたクリストファー・ランドンが関わることはどうやらなくなりそうだ。
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