ホーム » 投稿 » 海外映画 » 劇場公開作品 » もはや敵なし!? 映画『エブリシング・エブリウェア・オール・ アット・ワンス』がアカデミー賞の前哨戦で完勝

もはや敵なし!? 映画『エブリシング・エブリウェア・オール・ アット・ワンス』がアカデミー賞の前哨戦で完勝

text by 編集部

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が全米プロデューサー組合賞(PGA)大賞であるダリル・F・ザナック賞を受賞。同賞はアカデミー賞の作品賞受賞の方向性を示すと言われており、本作がアカデミー賞の作品賞を受賞するとファンの間で期待が高まっている。早速現地のメディアを参考に詳細内容を確認する。

映画『エブエブ』の快進撃止まらず…。アカデミー賞は…?

米colliderによると、ロサンゼルスのビバリーヒルトンで開催された第34回全米プロデューサー組合賞(PGA)で、A24製作の映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が目玉賞であるダリル・F・ザナック賞を受賞した。

ダリル・F・ザナック賞は、ワーナー・ブラザースの映画『エルヴィス』、パラマウント・ピクチャーズの『トップガン マーヴェリック』、ディズニーの『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』などもノミネートされていた。

全米プロデューサー組合賞(PGA)は多くの会員がアカデミー賞と共通会員であることから、アカデミー賞の作品賞受賞の方向性を示すものとして長い間利用されてきた賞だ。

昨年の受賞作である映画『コーダ あいのうた』は、PGA賞での受賞が、アカデミー賞作品賞獲得への大きな後押しとなったのも事実となっている。PGA賞の受賞者がアカデミー賞作品賞を受賞するのは、この5年間で4回となっており、過去33年のうち22年、過去13年では88%の確率で両受賞者が揃っている。

他の賞に関しては、俳優のトム・クルーズが、長く輝かしいキャリアを通じ、プロデューサーとして映画界に多大な貢献を与えたと称えられ、「映画における並外れた業績」に対し、プロデューサーまたはプロデュースチームを表彰する、「デヴィッド・O・セルズニック賞」を受賞。

この賞の過去の受賞者には、映画『アバター』シリーズ、『タイタニック』の監督を務めるジェームズ・キャメロンや、映画『007』シリーズの監督を務めるバーバラ・ブロッコリ、他メアリー・ペアレント、ブライアン・グレイザー、デヴィッド・ヘイマン、ケヴィン・フェイジなどがいる。

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の勢いは止まらず、加速を続けているようだ。果たしてアカデミー賞でこの作品が作品賞を受賞するのか。映画チャンネルでは、引き続き映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の情報を追っていく。

【関連記事】
受賞を逃してブチギレ…。アカデミー賞史上最高の名勝負10選。ハリウッドスターが結果発表時にみせた衝撃の表情をプレイバック
『ショーシャンクの空に』はなぜ『フォレスト・ガンプ』に敗れたのか? 史上屈指の激戦を考察【アカデミー賞炎上ヒストリー】
「アカデミー賞歴代作品賞」高評価ランキング6~10位。IMDbの評価点で選出、ハリウッド史上最も評価の高い作品は?