マーティン・スコセッシ、故フランシスコ教皇に捧げるドキュメンタリー映画の制作を発表「私たちは文化を超えて語り合う」
text by 編集部
映画界の巨匠マーティン・スコセッシが、2025年に逝去したローマ教皇フランシスコを讃える長編ドキュメンタリー『Aldeas — A New Story(アルデアス ― 新しい物語)』の製作を手がけることが発表された。また本作には、物語に教皇の最後のインタビュー映像が含まれるという。(文・編集部)
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「映画で互いに語り合う、耳を傾ける時」
教皇自ら創設した世界的な教育運動『スコラス・オクレンテス』が立ち上げた文化プロジェクトの一環である本作。プロジェクトでは映画、教育、コミュニティ作りを融合させた試みとして世界中で展開されている。
スコセッシは本作への思いを以下のように語った。
「今こそ、私たちは文化を越えて互いに語り合い、耳を傾けるべき時です。それを最もよく実現できる手段のひとつが“映画”という物語の共有です。それぞれの人生や経験を通して世界をどう見ているのか、それを知ることで理解と敬意が生まれる。教皇もそのことを深く信じていました」
『Aldeas — A New Story』では、インドネシア、ガンビア、イタリアなどの国々の地域住民が短編映画を自主制作する様子も収録。それぞれの文化的伝承や物語が、映画という形で記録されていく。
スコセッシと教皇フランシスコ、二人が交わったこの作品が、世界にどんな歓喜をもたらすのか注目される。
(文・編集部)
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