『E.T.』に幻の恋愛展開があった?主演女優のディー・ウォレスがスピルバーグに抗議した裏エピソードとは?
text by 編集部
1982年の名作『E.T.』には『E.T.と母親の恋愛』という驚きのサイドストーリーが存在していた? そんな話題を漏らしたのは、ポッドキャスト番組に出演した女優ディー・ウォレス。『E.T.』で主演を務めた彼女が、当初スティーブン・スピルバーグ監督が構想していた物語に反対したというエピソードを明かした。(文・編集部)
———————————–
「これは家族映画」ーE.T.と母親の恋愛案に反対
1982年公開の名作映画『E.T.』に、違った形の展開が構想されていたと語る、主演女優のディー・ウォレス。その構想とは、E.T.と自身が演じた母親メアリーの間に『淡い恋愛感情』を描くという、監督スティーブン・スピルバーグの当初構想していた物語だ。その物語に対して思わず彼女は抗議をしたという。
そんな貴重な裏話に対して、ウォレスは以下のように語った。
「E.T.が私に恋をするという裏ストーリーがあったの。今もその名残が少し残っているわ」
またその一例として、E.T.が彼女の寝室にチョコを置くシーンを挙げたが、スピルバーグはその際のシーツの位置まで指示を出し、彼女は「ちょっと居心地が悪かった…」と述懐する。
「これは家族向けの映画よ」とスピルバーグに直訴したウォレス。結果的に『E.T.』は純粋な物語として完成し、アカデミー賞4部門を受賞する大成功を収めた。ウォレスはその後『クジョー』『クリッター』など数々のホラー映画でも活躍し、今も語り継がれる名優となった。
(文・編集部)
【関連記事】
・“残酷だった”当初の台本の内容とは? 最高の楽曲…驚きの制作秘話とは? 映画『E.T.』考察&評価。タイトルの意味も解説
・映画史上最高の続編は? 破格の面白さを誇る傑作5選。1作目を超える素晴らしさ…誰もが認める傑作をセレクト
・史上最も面白いSF映画は? 映画史に燦然と輝く金字塔5選。素晴らしいクオリティ…一生に一度は観るべき傑作をセレクト
【了】