『名探偵コナン 隻眼の残像』興収100億円突破! 『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』初週は?【週末興行ランキング】

text by 編集部

興行通信社より週末映画動員ランキング(5月2日~5月4日)が発表された。ランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。先週に引き続き新作の公開が相次いだ今週の興行収入1位は?前回1位の青山剛昌原作による人気アニメシリーズの劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』の今週の結果は?

『名探偵コナン 隻眼の残像』が1位をキープ!

映画『名探偵コナン 隻眼の残像』
©2025 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 今週の動員ランキングは、青山剛昌原作による人気アニメシリーズの劇場版28作目『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(東宝)が、3週連続1位にランクインした。週末3日間で動員96万9000人、興収14億2200万円をあげ、5月6日(火・振替休日)までの累計成績は動員726万人、興収104億円を早くも突破。2023年公開の「黒鉄の魚影(サブマリン)」、24年公開の「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」に続き、3作品連続で興収100億円を超える快挙となった。

 本作は八ヶ岳連峰未宝岳の雪山を舞台に、隻眼の警部・大和敢助を巡る事件が展開される。監督は過去の劇場版「名探偵コナン」の演出などを手掛けてきた重原克也、声の出演は高山みなみ、山崎和佳奈らレギュラー陣に加え、スペシャルゲストとして山田孝之、山下美月が参加している。

 2位は前週と同じく、『マインクラフト/ザ・ムービー』(ワーナー)がランクイン。3位には、ヒーローとは程遠いマーベルの新チームが謎の敵による脅威に立ち向かう『サンダーボルツ*』(ディズニー)が、初日から3日間で動員27万1000人、興収4億5900万円をあげて、初登場。監督はジェイク・シュライアー、出演はフローレンス・ピュー、デヴィッド・ハーバー、セバスチャン・スタン、他。公開5日間の累計成績は動員40万人、興収6億6500万円を記録した。

 5位には、1978年の発売以来愛され続ける国民的おかしで、フル3DCGアニメーションとして映画化されたたべっ子どうぶつ THE MOVIE(クロックワークス/TBSテレビ)がランクイン。監督は竹清仁、声の出演は松田元太、水上恒司、髙石あかりと、若手俳優が活躍。子ども向けの作品のイメージを受けるが、実は大人が楽しめる作品であり、鑑賞者からは「いい意味で裏切られた」などの声が寄せられている。

 6位には、瑠東東一郎監督がアイドルグループ・WEST.のメンバー全員が主演を務めるアクション・コメディ『裏社員。‐スパイやらせてもろてます‐』(松竹)が初登場。前週、初登場3位だった『#真相をお話しします』(東宝)は、4位にとどまったが、公開12日間で動員98万人、興収13億円を突破した。

【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2025年5月2日~5月4日)

1(1)『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック):3週目
2(2)『マインクラフト/ザ・ムービー』:2週目
3(初)『サンダーボルツ*』:1週目
4(3)『#真相をお話しします』:2週目
5(初)『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』:1週目
6(初)『裏社員。-スパイやらせてもろてます-』:1週目
7(4)『花まんま』:2週目
8(9)『教皇選挙』:7週目
9(6)『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』:9週目
10(7)『ウィキッド ふたりの魔女』:9週目

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【了】

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