クリステン・スチュワートの初監督作品に拍手喝采『The Chronology of Water』がカンヌで感動を呼ぶ
text by 編集部
俳優のクリステン・スチュワートが初監督を務めた『The Chronology of Water(クロノロジー・オブ・ウォーター)』が、カンヌ国際映画祭の『ある視点』部門でプレミア上映され、4分間のスタンディングオベーションを受けた。性被害や薬物依存といった重いテーマを力強く描いた本作は、観客の心を深く揺さぶった。(文・編集部)
———————————–
「芸術的で生々しい演出」が高評価
『トワイライト』シリーズのベラ・スワン役で知られているクリステン・スチュワート。今回の初監督作品がカンヌ国際映画祭で上映されることでも話題を呼んでいた。本作では、父親からの性的虐待やドラッグへの依存といった過酷な過去を持つ女性を、幻想的な映像美で描いている。
スチュワートの演出には「容赦ない」「芸術的で生々しい」と称賛の声が相次いだ。また、上映後のスピーチでは、以下の言葉を残している。
「今ここにいられるのが信じられない。映画はまだ完全じゃない。ギリギリ滑り込んだ感じ。マジでありがとう」
実は、2025年4月の時点で本作はまだポストプロダクション中だったようで、締め切り寸前でカンヌに滑り込んだという。「映画は今、頭を出しているところ。“出産”に近い感覚」と表現しており、まさにギリギリでの公式上映となった。
(文・編集部)
【関連記事】
・【写真】世界の美女が勢揃い…。カンヌの最新グラビアカットはこちら。第78回カンヌ国際映画祭写真一覧
・史上最も呪われた映画は? 悲惨な死亡事故で知られる作品5選【洋画編】ハリウッドの黒歴史…やりきれないエピソードをセレクト
・『アビゲイル』から紐解くバンパイア映画の歴史とは? 考察&評価レビュー。話題のアクションホラー、魅力を徹底解説
【了】