映画『ボイジャー 4Kレストア』運命の予兆をとらえた本編特別映像&推薦コメント到着。『ビリー・ワイルダーは語る』公開決定

text by 編集部

不朽のラブストーリー『ボイジャー 4Kレストア』。6月6日(金)の公開を前に、“運命の予兆”をとらえた本編特別映像が公開された。さらに、本作公開記念としてフォルカー・シュレンドルフ監督作『ビリー・ワイルダーは語る』の上映も決定した。(文・編集部)

“運命の予兆”をとらえた本編特別映像公開

映画『ボイジャー 4Kレストア』
© 2013 STUDIOCANAL GmbH. Alle Rechte vorbehalten

 今回公開された特別本編映像は、惹かれ合い、旅を共にする女学生エリザベス(ジュリー・デルピー)と主人公フェイバー(サム・シェパード)が鮮やかな花畑の中をドライブする美しい情景を捉えたもの。愛に満ちた穏やかな時間が流れるなか、この先ふたりを待ち受ける劇的な運命を静かに予感させる、象徴的なシーンとなっている。

 すでに本作を鑑賞した著名人によるコメントが到着した。

 女優の玉城ティナは、「最後の10分。こんなに恐ろしい2ショットは初めて見ました。美しい言葉で飾ることなんて私にはできない。たった一言の過ち。ぐるぐると移動し続けていた彼の身体は、心を求め続けた末に、結局、もとの場所へ戻ってきてしまったのかもしれません」と語り、占星術研究家・翻訳家である鏡リュウジは「人は自分自身の魂の半身(アニマ)の追撃からは逃げられない…その摂理を美しく悲しく描いた作品」と評している。

 さらに、『ボイジャー 4Kレストア』の公開を記念し、映画館Strangerにて6月13日(金)より、また京都シネマにて近日中に、フォルカー・シュレンドルフ監督によるドキュメンタリー映画『ビリー・ワイルダーは語る』の上映が決定した。伝説的映画監督ビリー・ワイルダーにフォルカー・シュレンドルフが2週間にわたるインタビューを敢行した貴重なインタビューやアーカイブ映像を通し、ビリー・ワイルダーの素顔と創作の秘密に迫る、映画ファン必見のドキュメンタリーとなっている。

【作品概要】

監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:サム・シェパード、ジュリー・デルピー、バルバラ・スコヴァ
製作:エベルハルト・ユンカースドルフ
原作:マックス・フリッシュ
撮影:ヨルゴス・アルヴァニティス、ピエール・ロム
編集:ダグマー・ヒルツ
美術:ニコス・ペラキス
脚本:フォルカー・シュレンドルフ、ルディ・ワーリッツァー
1991年/118分/ドイツ・フランス・ギリシャ合作/ 5.1ch/ビスタ/原題:HOMO FABER(VOYAGER) /
カラー/配給:Stranger 提供:JAIHO
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