【カンヌ現地取材】若き才能、カンヌで認められる。田中未来監督『ジンジャー・ボーイ』が世界の舞台で受賞
text by 編集部
カンヌ国際映画祭の学生映画部門である「ラ・シネフ(La Cinef)」に出品された田中未来監督『ジンジャー・ボーイ』が、共同3等賞を受賞した。田中監督のコメントを紹介する。(文・編集部)
田中監督「夢のよう」 喜びのコメント全文
世界各国の映画学校による作品が集う、カンヌ国際映画祭の「ラ・シネフ」部門。今年、若手映画作家の登竜門として知られるこの部門で、見事に共同3等賞を受賞したのは、田中未来監督による『ジンジャー・ボーイ』。本作は、ENBUゼミナールの卒業制作として制作された。
田中監督は、受賞の喜びを次のようにコメントしている。
「この度、ラ・シネフで3位を受賞させていただき、夢のように感じます。
世界中から素晴らしい作品が集まりっている中で、自分の作品がこのような評価をいただいたことを光栄に思います。
この作品に出演していただいた俳優部、技術スタッフの皆さんが力を貸してくださった故の賞だと思っております。
人が誰しも感じたことのあるような普遍的なメッセージを脚本に込め、観た人が人との関わりを見つめ直すような映画を作り続けていきたいです」
本年度の「ラ・シネフ」部門には、世界中から2679本もの作品が応募され、その中から選出された16本が公式上映作品として選ばれた。『ジンジャー・ボーイ』はその厳選された16本の中から、堂々の第3位に輝いた。
今後の田中監督の動向にも、ますます注目が集まりそうだ。
(文・編集部)
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