過酷な世界を物語るのは…25万本の骨と5500個の頭蓋骨の塔!? 映画『28年後…』骸骨の塔の特別ポスター

text by 編集部

アカデミー賞監督ダニー・ボイルとアカデミー賞ノミネートの脚本家アレックス・ガーランドが徹底したリアリティと臨場感を追求して描いたサバイバル・スリラー『28年後…』が、6月20日(金)に日米同時公開される。ダニー・ボイルが「メメント・モリ」の想いを込めた不気味な塔を映した特別ポスターが公開された。(文・編集部)

少年は、なぜ恐ろしい塔を登るのか?

映画『28年後...』
映画『28年後…』

 今回公開されたのは、感染者だらけの28年後の世界に建つ、おびただしい数の頭蓋骨や人骨が積み上げられた不気味な塔“ボーン・テンプル”を描いた特別ポスターだ。荒廃した世界を必死に生きる少年スパイクが、その恐ろしい塔を登っており、常に死と隣り合わせの過酷な現実を際立たせるビジュアルになっている。

 特別ポスターに描かれているのは、ダニー・ボイルが本作で全世界に向けたメッセージ「メメント・モリ」の想いが込められた“ボーン・テンプル”だ。「メメント・モリ」とはラテン語で「死を忘れるな」という意味をもつ。

 不気味で強烈なビジュアルの“ボーン・テンプル”は、凶暴な感染者だらけの本土で“感染者”と共に生きる博士ケルソン(レイフ・ファインズ)が、25万本以上の骨と5500個もの頭蓋骨を積み上げて築いたものだ。彼は「人間は必ず死ぬ。感染者もそうでないものも、死者は皆同じなのだ」と聖職者のように死者を分け隔てなく敬っており、この骸骨の塔はその信条を具現化したものだ。

 またポスターには、少年スパイクが“骸骨の塔”に登り、頭蓋骨を掲げている様子が描かれているが、監督のダニー・ボイルは「スパイクには素晴らしい島の家があるのに、なぜ危険を冒すのか」と、その行動の裏に重大な事情があることを仄めかしている。

【作品情報】

・タイトル:『28年後…』
・原題:28Years Later
・監督/プロデューサー:ダニー・ボイル
・脚本/プロデューサー:アレックス・ガーランド
・エグゼクティブ・プロデューサー:キリアン・マーフィー
・出演:ジョディ・カマー、アーロン・テイラー=ジョンソン、ジャック・オコンネル、アルフィー・ウィリアムズ、レイフ・ファインズ
#28年後
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