ジャッキー・チェンが『ベスト・キッド:レジェンズ(2025)』で訓練をしなかった理由とは?「64年間鍛えてきた」
text by 編集部
映画『ベスト・キッド:レジェンズ(2025)』のプロモーションに伴い、ジャッキー・チェンがBuzzFeedのインタビューに登場。アクション界のレジェンドが語ったのは、今作でのトレーニング不要という発言の真意だった。年齢を重ねてもなお現役を貫く彼の言葉からは、アクションへの誇りと後進への深いまなざしがにじむ。(文・編集部)
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「もう訓練はいらない。64年間、毎日鍛えてきたから」
本作で再びMr.ハンを演じるジャッキー・チェンは、特別なトレーニングを必要としなかったと明かす。「もう訓練はしない。64年間、毎日やってきたからね」と笑う姿には、自信と実績に裏打ちされた余裕があった。1960年代から俳優として活躍し続けるチェンは今も自らアクションをこなし、本作でもスタントダブルを使わずに臨んでいるという。「昔みたいに空中三連蹴りは無理だけど、今は1回のキックで勝負さ」と冗談めかしつつも、今なお健在なジャッキー流アクションを貫いている。
物語の主役となるリ・リー役を演じるベン・ワンは、撮影前に1ヶ月半の特訓を積んだ。「撮影が始まる前から、週5日の訓練に加えて、週末も自主練。90日間でジャッキーと戦えるレベルまで引き上げてもらった」と明かす。チェンは彼に「スタントダブルを使うと怠け癖がつく。観客は本物を見たいんだ」とアドバイスしたという。25歳のワンはその言葉を胸に、自らの身体でアクションに挑み抜いた。
チェンはそんなワンの姿を見て「僕の若い頃みたいだ」と称賛し、次世代への希望をにじませている。
(文・編集部)
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