映画『ANORA アノーラ』でアカデミー賞受賞、マイキー・マディソンの新作は代役? シドニー・スウィーニー降板で急浮上
text by 編集部
映画『ANORA アノーラ』(2024)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したマイキー・マディソンが、A24とPicturestartによる新作『Masque of the Red Death(赤死病の仮面)』で主演に向けて交渉中であることが分かった。主演予定だったシドニー・スウィーニーがやむ終えず降板した模様だ。(文・編集部)
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2役に挑むマディソン、新たな境地へ
本作はエドガー・アラン・ポーによる1842年の短編小説を、現代的かつ大胆に再解釈する作品になるという。マディソンが演じる予定なのは、富裕層の中で暮らす姉と、貧困層に属する妹という双子の姉妹。
物語の舞台は、退廃と快楽に満ちた仮面舞踏会。ドラッグ、セックス、王位争いを含むディストピア的な展開がなされると見られている。
もともと主演候補とされていたシドニー・スウィーニーは、HBOの人気ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』シーズン3の撮影に加え、Legendaryが手がける実写版『GUNDAM』映画にも参加予定。多忙を極める中で、本作からは一歩退く決断を下したとされる。
マディソンはアカデミー賞以来勢いを止めることを知らず、いま最も注目される若手演技派の一人といえるだろう。彼女がどのような存在感を放つのか、A24の最新作に早くも期待が高まっている。
(文・編集部)
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