ウィル・スミス、クリストファー・ノーラン監督の名作『インセプション』のオファーを断っていた?「あれは理解できなかった」

text by 編集部

ウィル・スミスが、クリストファー・ノーラン監督の名作『インセプション』(2010)の主演オファーを辞退していたことを、英ラジオ局「Kiss Xtra」のインタビューで初めて明かした。その理由とは「内容が理解できなかったから」と素直な言葉を残している。(文・編集部)

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ウィル・スミスが貫く信念

ウィル・スミス
ウィル・スミス【Getty Images】

 クリストファー・ノーラン監督の名作のひとつとして知られる『インセプション』(2010)。主演はレオナルド・ディカプリオが務め、全世界興収は8億3900万ドルを記録。ノーラン監督の代表作のひとつとなった。

「これは今まで公には話したことなかったけど…ノーランが最初に『インセプション』を持ってきたんだ。でも、俺には理解できなかった。そういう異次元の話って、 説明がうまく伝わらないんだよね」と、スミスはオファーを断った理由を説明した。

 また、スミスはクエンティン・タランティーノ監督からオファーがあった『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)も辞退した経緯がある。スミスは「奴隷制をテーマにした復讐劇ではなく、愛の物語にしたかった」と、脚本の方向性に違和感を抱いたことを明かしている。結果的にこの役はジェイミー・フォックスが演じ、映画は大ヒットを記録した。

 スミスはこうした決断を「今も痛い」と語りつつも、それぞれの理由が自分の信念に基づくものであったと振り返る。「後悔はしていない。ただ、選んだ道に全力を尽くすだけだ」と、自らの歩みに誇りを滲ませた。

(文・編集部)

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