第74回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品! 映画『テレビの中に入りたい』新場面写真&オープニング映像が公開

text by 編集部

第74回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品のA24製作映画『テレビの中に入りたい』(原題:I saw the TV glow)が、9月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開される。新場面写真&オープニング映像が公開された。(文・編集部)

場面写真&オープニング映像公開

映画『テレビの中に入りたい』
© 2023 PINK OPAQUE RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 今回公開されたオープニング映像は、マディから一緒に“P.O”(ピンク・オペーク)を観ようと自宅の地下室に誘われ、友人の家に泊まると親に嘘をついて家を出た少年オーウェンが、マディの家に入るやいなやブラウン管が放つピンク色の光に誘われ、引きつけられるようにテレビへと近づいていく印象的なシーンから始まる。

 さらに、新しく公開となる6点の場面写真は、オーウェンが母親と訪れた大統領選挙の投票所となっている学校で、ひとりぼっちで本を読んでいたマディの姿、その時夢中になって読んでいた「ピンク・オペーク」のオフィシャルブックのカバービジュアルも捉えられており、表紙にはイザベルとタラの姿、「エピソードガイド」と書かれた文字も確認できる。

 さらに「ピンク・オペーク」の番組の中での、イザベルとタラの2人が下を向き頭をつける印象的なシーンにピンク色のタイトルロゴがのったオープニングカットや、誰かの首に謎のピンクのオバケのようなキャラクターを描くカット、またキモ可愛いモンスターが、お皿に乗せた何かを愛おしそうに見つめるカットや、さらにはスマッシング・パンプキンズのミュージックビデオやアートワークにも影響を与えたジョルジュ・メリエスの古典SF映画『月世界旅行』(1902)からの影響が窺えるビジュアルの夜空に映る怪しげな“月の男ミスター・憂鬱(メランコリー)”が、グラウンドに立つオーウェンとマディを見下ろす幻想的なシーンなどが映し出されている。

【写真】幻想的なシーンが美しすぎる…貴重な劇中カットはこちら。映画『テレビの中に入りたい』劇中カット一覧

【ストーリー】

 毎週土曜日22時半。謎めいた深夜のテレビ番組「ピンク・オペーク」は生きづらい現実世界を忘れさせてくれる唯一の居場所だった。ティーンエイジャーのオーウェンとマディはこの番組に夢中になり、次第に番組の登場人物と自分たちを重ねるようになっていく。

 しかしある日マディは去り、オーウェンは1人残される。自分はいったい何者なのか? 知りたい気持ちとそれを知ることの怖さとのはざまで、身動きができないまま、時間だけが過ぎていく。

【作品概要】

監督&脚本:ジェーン・シェーンブルン(『Weʼre All Going to the Worldʼs Fair(原題)』)
キャスト:ジャスティス・スミス(『名探偵ピカチュウ』)、ジャック・ヘヴン(『ダウンサイズ』)、ヘレナ・ハワード、リンジー・ジョーダン(スネイルメイル) 共同製作:Fruit Tree(エマ・ストーン制作会社、『リアル・ペイン〜心の旅〜』)
尺:100分
レーティング:PG12
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2023 PINK OPAQUE RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト
公式X

1 2
error: Content is protected !!