ジャッキー愛が止まらない“あの人”が映画『ベスト・キッド：レジェンズ』をアツく大解剖！絶対観るべき4つの理由が公開！

2025/08/25

text by 編集部

全世界で大ヒットを記録した映画『ベスト・キッド』シリーズ。リメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンと豪華初競演を果たす、シリーズ最新作『ベスト・キッド：レジェンズ』が8月29日（金）より全国公開となる。『ベスト・キッド：レジェンズ』を絶対観るべき4つの理由が明かされた。（文・編集部）

『ベスト・キッド：レジェンズ』を絶対観るべき4つの理由とは？

　ジャッキー・チェンの魅力を発信し続けるファン・コミュニティ「大成龍祭 2011」の“しはいにん”が、ファンならではの視点から本作の見どころを徹底解剖。「ラジ on ジャッキー（ラジオ TAMA リバー）」を始め、数々のラジオ番組にゲスト出演し、その語り口で多くのファンを魅了してきた“しはいにん”が、本作への熱い想いを余すことなく語ってくれた。

■“いつものジャッキー・チェン”の魅力全開！
　リメイク版『ベスト・キッド』（2010）では、内向的で影を帯びたハン役を演じたジャッキー・チェンであるが、本作では数年の歳月を経て、少し陽気さが加わっている。

　困難に直面する弟子を助けるため、縦横無尽に躍動する姿は、まさに“いつものジャッキー・チェン”。特に、ラルフ・マッチオ演じるダニエルと、互いの弟子を前にマウントを取り合うコミカルなシーンでは、彼特有のユーモアと緻密な演技力が遺憾なく発揮されている。

■ジャッキー映画へのオマージュが随所に！？
　作中には、『酔拳』を彷彿とさせるシーンをはじめ、ジャッキー・チェンの過去作へのオマージュが随所に散りばめられている。ハンがリーを鍛えるシーンでは、大木の木人椿（もくじんとう）を使った修行が描かれており、まさにジャッキー映画でおなじみの訓練描写を彷彿とさせる場面も。

　中でも、電気が点いたり消えたりする空間の中で繰り広げられるジャッキーとリーのアクションシーンは、緊張感とユーモアを同時に生み出す“ジャッキーらしさ”が光る演出の一つだ。（撮影時、フライパンを見つけてその場でアクションに組み込んだ“お馴染みの即興エピソード”も健在）

■シリーズ最新作で進化したアクションとベン・ウォンの身体能力
　注目すべきは、主人公リー役を務めるベン・ウォンの圧倒的な身体能力。ラルフ・マッチオ、ヒラリー・スワンク、ジェイデン・スミスといった歴代の主演俳優の中でも、彼の身体能力は際立っており、“最も動けるベスト・キッド”と言っても過言ではない。

　この高水準のパフォーマンスは、ジャッキー・チェン率いるスタントチームの指導のもとだからこそではあるが、ジャッキー・チェンも「トレーニングを見て思わず声が出た」とコメントしており、カメラが回っていないところでも鍛錬に励む真剣な姿勢を評価している。まさに“ベスト・キッド”精神を継承するベン・ウォンの演技には、新たな時代の可能性が垣間みえる。

■ジャッキー・チェンのキャリアの変化
　かつて命懸けのスタントで世界を魅了したジャッキー・チェンも、今やアクション“も”こなせる俳優として新たな道を歩み始めている。本作では、かつての“ワンマン映画的存在感”から一歩引き、“キャラクターの1人”として物語に溶け込みながらも、その存在感は依然として健在だ。

　空手とカンフーという東西の武道が精神的でも融合した本作では、ジャッキーとラルフ・マッチオが共演。それぞれが重ねてきたキャリアが交差する瞬間を見届ける意味でも、実に感慨深い作品となっている。

【映画『ベスト・キッド：レジェンズ』ストーリー】
　17歳の高校生リー（ベン・ウォン）は、北京でハン師匠（ジャッキー・チェン）からカンフーの指導を受けていたが、最愛の兄を襲った不幸な出来事の後、母親と共にNYに移住。

　悲しみから抜け出せず、戦うことを封印したリーに手を差し伸べたのは、クラスメイトのミア。唯一心を許せるミアとの友情を育んでいた矢先、ミアの昔の恋人で、NYの格闘トーナメントを制する絶対王者のコナーに恨みをかってしまい、ミアも家族も巻き込む大きなトラブルを招いてしまう。

　大切な人を守るために再び戦うことを決意するリー。彼に力を貸すのはカンフーの師匠ハンと空手の達人ダニエル（ラルフ・マッチオ）。戦い方も哲学も異なる2人のレジェンドから格闘スタイルを学んだリーは、新たな極みに達した〈真のファイター〉として、究極の格闘大会に挑む。

【作品概要】

タイトル:『ベスト・キッド：レジェンズ』
原題:Karate Kid: Legends
日本公開表記:8月29日（金）全国の映画館で公開
US公開日:2025年5月30日
監督:ジョナサン・エントウィッスル
脚本:ロブ・ライバー
製作:カレン・ローゼンフェルト
エグゼクティブ・プロデューサー:ジェニー・ヒンキー、ラルフ・マッチオ
出演:ジャッキー・チェン、ラルフ・マッチオ、ベン・ウォン、ジョシュア・ジャクソン、セイディ・スタンリー、ミンナ・ウェン
公式サイト