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主役を喰うほどの活躍っぷり!
女戦士・ホルガの戦闘シーンが凄い

左からホルガミシェルロドリゲスエドガンクリスパイン©2023PARAMOUNT PICTURES HASBRO DUNGEONS DRAGONS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO ©2023 HASBRO

本作の原作となるのは、1974年にアメリカで制作・販売された、同名ファンタジー・テーブルトーク・ロールプレイングゲーム。世界初のロールプレイングゲームとして知られている。そんな名作ゲームの実写化となる本作は、主人公・エドガンと、かつて盗賊仲間であったホルガ(ミシェル・ロドリゲス)が刑務所を脱獄し、昔の仲間たちと楽しく盗みを働いている回想シーンから始まる。

本レビューでは主に、主人公・エドガンと彼を脇で支える仲間たちの魅力について紹介したい。特筆すべきは、女戦士・ホルガ(ミシェル・ロドリゲス)が戦闘シーンで見せる、力強いアクションだろう。その筋骨隆々な肉体で、ゲームキャラクターを見事に演じ切っている。

演じ手は 1978年生まれの女優、ミシェル・ロドリゲス。『ワイルドスピード』シリーズ、ドラマ『LOST』シーズン2のアナルシア役で見せた強者ぶりも、記憶に新しいだろう。吹き替え版で彼女の声を演じるのは、声優の甲斐田裕子だ。

本作では、斧などの武器を使うシーンもさることながら、敵を体術でなぎ倒すシーンなどは、まるで女子プロレスラー。敵に捕らえられた挙句、手錠をかけられ、首を跳ねられそうになる場面でも、大きな石を怪力で掴み上げ、敵に投げつけて一蹴。彼女のアクションを大スクリーンで観るだけで、映画館に駆け付ける価値がある。

ミシェル・ロドリゲス演じるホルガの魅力はアクション面にとどまらない。主人公・エドガンにはキーラ(クロエ・コールマン)という一人娘がいるが、ホルガは彼女の母親代わりでもある。

そうした設定は後半パートで実に活きており、ヒュー・グラント演じる敵役・フォージにキーラが人質に取られそうになると、ホルガは「私の娘に手を出すな!」と一喝。このシーンは劇中最もエモーションが高まるシーンとなっている。

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