ブラックラッシュ役のミッキー・ロークは問題児?
また、悪役を演じた俳優ミッキー・ロークは、映画『アイアンマン』のコミック内に登場する敵役の歴史はおろか、主人公が誰なのかも知らないまま出演し、監督らに奇妙な要求を提示したという。
その要求とは、自分のキャラクターがロシア訛りで話し、肩に鳥を乗せるキャラクターにするべきだというもので、奇妙な要求ではあったものの、結果的にその要求は通った。
なお、ミッキー・ロークは25万ドル(日本円で約3300万円)という最初のオファーに難色を示したため、ロバート・ダウニー・Jrが自分のギャラの一部をカットして彼の報酬を上げることで、ローク出演が実現したという。
そこからロークは、映画撮影のため、マフィアのタトゥーやロシアの刑務所文化について調べ、モスクワのブティルスカヤ刑務所にも足を運んだ。
しかし、彼を起用するための製作者側の努力にもかかわらず、ロークは、ファブロー監督や、マーベル・スタジオに対して不満を持ったままこの作品に参加しており、監督たちを”心ないコミックブック映画メーカー”とみなしていたようだ。
このように数々の問題を抱えながらも製作が行われた映画『アイアンマン2』。『アイアンマン』シリーズ3部作の中で最も評価が低い作品になっているが、トラブル続きの制作秘話を知った上で観ることで、味わい深さが増すかもしれない。
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