アリ・アスター監督の新作映画『Beau Is Afraid (原題)』。4月21日に全米で公開後、国内でも2023年以内に公開されると日本の配給会社であるハピネットファントム・スタジオが発表している作品だ。今回は、そんな本作の出演キャストと登場キャラクターを現地のメディアを参考にご紹介。

アリ・アスター最新作は監督史上最も奇妙な映画？

映画『Beau is Afraid(原題)』は、人気俳優ホアキン・フェニックスが、主人公ボー・ワッサーマンの人生で起こる様々なシーンを表現し、この物語に命を吹き込んでいる。

映画『ヘレディタリー/継承』(2018)や『ミッドサマー』(2019)を世に送り出したアリ・アスター監督が、脚本と監督を務めた同作はワイルドな旅に観客を連れて行く。その深遠なテーマを理解するためには、一度だけでなく、何度も鑑賞する必要があるようだ。

おそらく、アスター監督のフィルモグラフィにおいて最も奇妙とも言えるこの作品は、前作と同じような純然たるホラー映画とは言えなさそうだが、観客を不安にさせる要素が詰まっている。

この作品では、心配性で恐怖心が強く、母モナとの関係が複雑な主人公ボー・ワッサーマンを描いており、ホアキン・フェニックス演じる主人公・ボーは、父親を知らず、抑圧的な母親のもとで生まれ育った。その母親が謎めいた死を遂げたため、家に戻ろうとするが、その途中で超自然的な脅威に直面するという筋書きだ。

今回は、カナダニュースサイトScreen Rantを参考に、映画『Beau is Afraid(原題)』に登場するキャラクター達を簡単に解説していく。