大魔王・クッパ&ピーチ姫が登場!
マリオの真の冒険がはじまる
キノコ型の生物が住むその国の民たちは、善良な生き物だ。しかし、「キノコ王国」の近隣で幅を利かせているのは、「最低最悪の生き物」の異名を撮る巨大な亀・大魔王クッパだ。
クッパにとってマリオとルイージは、自身の権威を脅かす可能性のある存在に他ならない。
そんな中、ルイージはクッパの手にかかり、囚われの身となってしまう。その過程で、クッパの野望も明らかになる。
クッパは、「キノコ王国」の姫であるピーチ姫に恋をしており、彼女を我が物にし、国もろとも強奪しようと目論んでいるのだ。ちなみにピーチは、幼き頃に現実世界からキノコ王国に迷い込んだ過去を持つ、人間である。ともあれ、クッパはルイージを人質にとることによって、自身の野望を叶えようとしていた。
ここから、マリオの真の冒険が始まるのだが、ここでは、物語を構成する上で、ゲームの設定をいかに巧みに導入しているのかに着目していきたい。そもそも、ルイージが捕らわれの身になるというテーマ自体に意外性を感じる人も多いだろう。しかし、これには元ネタがあるのだ。